初めての金投資!金はどのように購入できるの?メリット・デメリットをお教えします。

リリース日:2022/04/01 更新日:2023/09/11
菊地祥
この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(3級FP技能士)

菊地祥

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菊地祥

専業ライターの菊地です。株式・投資信託8年目。もっとお金やライフプランについて知りたいと思い、2018年にFP技能士3級を取得しました。現在は2級取得を目指して勉強中です。お金に関するあらゆる専門知識を、分かりやすく説明します。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

資産運用にはさまざまな種類があります。中でも注目されているのが金投資。金は毎日価格が変動しているので、値上がりすれば利益を得られます。今回は、金投資の仕組みとメリット・デメリットについて紹介します。

  1. 金投資とは?
  2. メリット・デメリット
  3. 金の投資信託がおすすめ

金投資とは?

金投資とは?

まずは、そもそも金投資の仕組みや市場価格、購入方法まで解説します。金投資は、FXや不動産投資・先物取引よりもシンプルな内容です。


・金へ投資し資産を増やすこと

金投資とは、文字通り「金」を売買する金融商品のことです。金の価格は、イギリス・ロンドン市場やアメリカ・ニューヨーク市場などで決められています。


主な市場は以下の通りです。

●東京(日本)
●ニューヨーク(アメリカ)
●香港(中国)
●ロンドン(イギリス)
●チューリッヒ(スイス)


時差の関係で取引時間は異なり、各市場で価格に違いがある点も覚えておきましょう(現物市場や先物市場など種類も異なる)。

金の価格は日々上下していて、購入時よりも値上がりした際に売却すると利益を得られます。価格が上がるときは買い注文が増え、下がるときは売り注文が増えることが値動きの参考になるでしょう。


・金投資には種類がある

金投資とひと言で表しても、金地金の取引や金貨の売買など、さまざまな種類があります。

●金地金の取引:金の塊(インゴットやバー)を現物で売買
●金貨の取引:現物の金貨を売買
●金の投資信託など:金を投資対象としたファンドへの投資
●純金積立:積立初期の段階は現物として引き出せないが、1kgなど一定の積立に達すると現物として引き出せる


現物として取引する金地金や金貨取引との場合と現物を取り扱わないファンドの2種類に大きく分類できます。

それぞれ最低限必要な資金と購入方法に違いがあるため、自己資金と保管管理コストなども考えた上で準備しましょう。


・金投資の種類

金投資は種類によって、必要な資金と始める方法が変わります。

●金地金:金を取り扱う専門業者や証券会社で購入することが可能
●金貨:金を取り扱う専門業者で購入することが可能
●金の投資信託などファンド:証券会社で購入することが可能
●純金積立:主に証券会社で取り扱っている


上記のように金投資は、証券会社もしくは金を取り扱っている専門業者(貴金属の加工や販売を行っている業者)で始めることが可能です。


・金購入に必要となる資金

金を10g購入する場合、自己資金5万円以上は必要となります。

●金1gあたり約5,833円前後なので、10gだと約5万8,330円(2020年5月7日時点)

金地金を取り扱っている業者の多くは、5g、10gのインゴットやバーも取り扱っているので、予算10万円程度あれば購入可能です。また、純金積立や金関係のファンドは1万円以下の少額投資にも対応しています。

メリット・デメリット

メリット・デメリット

続いては、金投資を始めるメリットとデメリットをわかりやすく解説します。金投資を始める場合は、資産を増やすのではなく守るという認識が大切です。


・金そのものに価値がある

金は、物理的に存在するモノで希少価値があります。また、電子回路などにも使用されているので、幅広い分野で価値のある資産です。さらに金は腐食しにくく、突然消えることはありません。


以下に主な価値の要因を紹介します。

●希少性
●腐食しにくさ
●金自体の価値や信頼性が高いという共通認識
●世界で流通している

例えば株式は企業価値がなくなるとすると0円となりますし、紙幣も政府の信用度や経済状況によって変動します。

一方金は、市場価格に変動はあるものの、モノ自体に価値があるので0円になる可能性は低いといえるでしょう。


・有事の際に価格が上がる傾向もある(下落リスクもある)


金の価格は、インフレや災害時、世界情勢の混乱時などに上がる傾向です。そのため「有事の金」として、リスク回避の際にも購入されています。

価格変動は通常緩やかな傾向(急落・急騰する場合もある)のため、FXや株式投資のような短期的に大きな利益を得る「攻めの投資」は難しいでしょう。しかし、突発的なリスク発生時にも価格が上がるまたは横ばい傾向の金は、守りの資産として活用できます。
もちろん価格下落リスクもあるため、自己資金が減少する可能性も理解した上で始めましょう(元本割れリスク)。


・利子や配当などはない


金投資のデメリットとしては、得られる利益が値上がり益のみという点です。利子や配当はないので、金を保有しているだけでは利益を得られません。

●値上がり益:購入時よりも価格が上がったところで金を売ることにより、利益を得られる
●利子や配当:金投資にはない

そのため利子や配当利益を考えている方は、定期預金や国債による利息収入や株式投資の配当益を検討する必要もあるでしょう。


・現物資産として管理する場合のコストとリスク


金を現物資産(金地金や金貨など)として購入する場合は、盗難や紛失リスクや管理コストといったデメリットもあります。

金は価値が高い反面、盗まれる可能性もあるため厳重に保管することが重要です。たとえば以下の管理方法が考えられます。

●自宅で管理:耐火金庫などで管理
●銀行や金の専門業者へ預ける:自宅よりも手間がかからず、より厳重に管理してもらえる

セキュリティを優先する場合は、銀行など厳重に管理してもらえる機関へ預け入れるのがおすすめです。しかし、預け入れ・引き出し・保管にそれぞれ手数料がかかるため、保管管理コストは年に数万円以上発生します。

保管管理コストを考慮すると、少額投資なら次の項目で紹介する投資信託もおすすめです。

金の投資信託がおすすめ

金の投資信託がおすすめ

金投資には、金を対象とした投資信託もあります。金の投資信託とは、金の市場価格に連動した指数や、金を対象にしたファンドのことです。証券会社が取り扱っている商品で、1万円程度の少額投資も可能です。現物資産ではないので、取引の際に金を管理する必要もありません。


さらに金を投資対象にした金ETF(上場投資信託)は、運用をプロ(ファンドマネージャー)に任せることができるのも、メリットの1つです。しかし、価格下落による自己資金の減少リスクには、注意しなければいけません。


金地金や金貨の魅力は、実際に手に持つことができるという感覚でしょう。しかし、保管管理コストや、100gの金でも資金が50万円以上必要となることなど、初心者には難しい側面もあります。


そこで金投資を行う場合は、今回紹介した金の投資信託や少額で始められる純金積立も検討してみてはいかがでしょうか。楽天証券は純金積立の商品があり1,000円から積み立てることが可能です。また、区分管理してもらえるので、万が一の事態になっても資産は残ります。

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