低位株とは?スクリーニングで「本当に投資すべき銘柄」を見分ける方法

リリース日:2021/06/01 更新日:2023/09/04
Tsun
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ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)

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現役の生命保険営業マン。FP2級資格を保有し、個人のライフプラン、マネープランから適切な保険の組み立てを提案しています。個人的にはFXでのデイトレードを得意とし、現在も積極的に運用中。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

低位株とは、株価が低い銘柄のことです。大きな値動きで利益をあげるチャンスがある一方で、上場廃止や倒産などのリスクがあります。今回は、低位株の投資で失敗しないための投資方法や低位株の特徴を詳しくお伝えします。

低位株とは?スクリーニングで「本当に投資すべき銘柄」を見分ける方法
  1. 低位株とは
  2. 割安株との違い
  3. 低位株の特徴
  4. 低位株の失敗しない投資方法
  5. スクリーニングで上手な銘柄選定を

低位株とは

低位株とは

低位株とは、株価が低い銘柄のことです。いくらからを低位株と呼ぶのかという明確な定義はありませんが、多くの場合、100株で10万円を下回る株価の銘柄を呼んでいます。

 

株価が低いため、比較的少額から投資ができる点が魅力です。株式投資は余裕資金で始めることが基本ですが、大きな余裕資金を準備できない方も手を出しやすい株といえるでしょう。

 

ただし、一時的な売買によって株価が大きく上下することもあり、売買のタイミングには注意が必要です。

 

また、低位株である理由は業績の悪化や、業界の成熟により大きな変化が期待されない、発行済み株式数が多い大型株などさまざまです。投資にあたっては、その理由を把握することもとても大切になります。

割安株との違い

株価が低いというと、割安株を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。

 

割安株(バリュー株)とは、実際の企業の価値から考えて現在の株価が低水準にあり、「割安」と判断できる銘柄のことを指します。割安株は、企業の業績や収益性、資本の大きさなどを加味して、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)等によって見つけ出します。

 

一方、低位株は単純に株価が低水準の銘柄。両者の意味するところは異なります。

言葉としては混同しやすいけれど、意味を考えるとわかりやすいわね。低位株か割安株のどちらなのか見極めることも重要ね!

低位株の特徴

低位株の特徴

低位株には株価が低いこと以外にも様々な特徴があります。実際に投資する前に、その特徴をしっかりと把握しておきましょう。

 

・大きな値動きが見込める
低位株は株価が低いため、大きな買い入れがあると大きく上昇することがあります。大きな上昇の前に自分の資金を投資できていれば、その分大きな利益につながります

 

ただし、発行済株式が多い大型株の場合、流動性が確保されているため多少の買い付けで株価が大きく上昇することはありません。そのため発行済株式が多い大型株で低位株となっている銘柄が短期的に大きく上昇することはあまり期待できません。

 

また、低位株は一旦上昇しても、結局元の水準まで下落してしまうこともあります。まだまだ上昇するものと見込んで保有し続けていると利益を取りそこねてしまう可能性があり、あまり欲張らないという心構えも大切です。

 

・塩漬け状態になる可能性もある
塩漬けとは、投資した銘柄の株価が上昇せずに低迷を続け、決済すれば損失となるため資金を動かせない状態が続くことをいいます。

 

低位株は上昇余地が大きいという特徴がある一方で、業績が振るわない、人気がないという可能性もあります。このような銘柄の場合、いつまでたっても株価が上昇せず、最悪の場合、上場廃止や倒産となることもあるので、銘柄の選定は非常に大切です。

低位株の失敗しない投資方法

低位株の失敗しない投資方法

少額から投資でき、うまくいけば大きな上昇により利益を得られる可能性もある低位株ですが、その一方で投資した銘柄が上場廃止となるなどのリスクもあります。低位株で失敗しない投資方法を考えていきましょう。

 

・業績をチェックする
まずは低位株銘柄の業績をチェックしましょう。株価低迷の理由が業績不振によるものであれば、その銘柄への投資は避けたほうが良いかもしれません。同業他社の株価水準に比べて突出して株価が低い場合や、信用失墜などの理由で大きく下落した銘柄にも気をつけましょう。

 

ただし、好業績を続け、期待できる商品やサービスを提供しているにもかかわらず、一時的なニュースや不運な損失等により株価が下落し、低水準となった場合は、割安株と見なされることもあり、株価の回復もありえます。

 

・流動性
流動性が確保されているか否かは、非常に重要な指標です。流動性が高い銘柄はいつでも売買が成立しますが、流動性が低い銘柄は売買したいときに売買できない可能性があります。流動性の確認のために、取引量は必ずチェックしましょう。

 

・分散投資
低位株への投資は、うまくいかない可能性も考慮して、ひとつの銘柄に全資産を投資するのではなく、複数の銘柄への分散投資を基本としましょう。

 

複数の低位株へ分散したり、割安株、バリュー株に分散したり、株式以外の金融商品へ分散したりといったように、様々な分散投資が考えられます。投資の時期をずらす時間分散も有効です。

スクリーニングで上手な銘柄選定を

すでにお伝えしたように、銘柄の選定は非常に重要です。低位株の選定を行う際は、株価水準や変動率などの条件によって検索するスクリーニング機能を利用すると良いでしょう。

 

スクリーニングができる無料ツールに、楽天証券の「マーケットスピード」があります。財務指標やテクニカル指標からも銘柄が検索できるなど、使い勝手が良く、おすすめです。ただし、マーケットスピードの機能をすべて使うには、楽天証券の口座開設が必要になります。まだ口座をお持ちでない方は、この機会に開設してみてはいかがでしょうか。

FAQ

  1. 低位株とは?
    株価の低い株の銘柄のことです。
  2. いくらからを低位株と呼ぶの?
    明確な基準はありませんが、100株で10万円を下回る株価の銘柄を言うことが多いです。
  3. 低位株と割安株の違いは?
    低位株は単純に株価が低水準の銘柄、割安株は実際の企業の価値から考えて現在の株価が低水準と判断できるものです。
  4. 塩漬けとは?
    投資した銘柄の株価が上昇せずに低迷を続け、決済すると損失になるため資金を動かせない状態が続くことです。
  • 著者:Tsunさん

    現役の生命保険営業マン。FP2級資格を保有し、個人のライフプラン、マネープランから適切な保険の組み立てを提案しています。
    個人的にはFXでのデイトレードを得意とし、現在も積極的に運用中。


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