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Question
フリーランス(個人事業主)を始める場合の資金をどうするか
大学を卒業したらすぐにフリーランスとして仕事をしたいと考えています。フリーランスとして働く際に、どのくらい資金を用意するべきか想像がつきません。大学在学のうちにバイトなどで資金を確保したいと思っているので、目安を教えていただきたいです。
ひょろ太さん
質問者年齢 | 20代 |
---|---|
職業 | 学生 |
世帯年収 | 400万円未満 |
Answer
この記事を書いた人
1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP認定者
風呂内亜矢
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
ポイント!
まずは生活費をどうするのかを算段
業種による設備投資の違いは先輩にヒアリングが吉
業種や、ひょろ太さんご自身が準備される土壌にもよりますが、ゼロからフリーランスとして働き始める場合、3〜5年程度、黒字化しなかった、生活費分の所得を得ることが難しかったと話す人は多いです。
そのため、3〜5年分の生活費をどのように捻出するかということを考える必要があります。これは、必ずしもアルバイトなどで3〜5年分の生活費を預貯金で準備することだけに限らず、親やパートナーなど生活を支援してくれる人の理解が得られるかや、当面企業に就職してスキルを磨きつつ資金を準備すること、自治体などが行う起業支援制度や補助金などが得られるか、など、複数の選択肢があり得ます。
フリーランスとして働き始めて以降は、事業に必要な経費はもちろん、税・社会保険料などを納める必要もあります。こちらも業種にもよりますが、自分が必要とする生活費の1.5倍程度の年間売上を上げていくことが最初に超えたい目安といえるでしょう。
当面の生活費という点でも、起業後の売り上げ目標という点でも、ご自身が年間でいくらくらいの生活費を必要とするのかを確認することは重要です。その上で3〜5年分の生活をどう維持するのか、1.5倍の売上は現実的に挙げられそうなのかを考えていくことになります。
その他に必要となるのが事業の経費ですが、これは近い働き方をしている先輩にヒアリングをしてみるのが良さそうです。パソコンを使った業種でも、文章を生業にするのか、動画を生業にするのかで必要になるスペックも異なります。また、見落としている設備・機材もあるかもしれません。フリーランスが集まるコミュニティや、利用者の交流が多いコワーキングスペースなどもあるため、検討してみても良さそうです。
設備・機材類の一部を在学中に整えつつ、少額でも良いので売上を上げ、その延長線上に自活できるだけの売上増加が見込めそうな手応えがあると、より心強くなります。最初の1円の売上が難しいと話す事業家は多いため、金額の大小にかかわらず、売上ゼロではない状態を早いタイミングで経験できると理想的です。
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