おすすめの電子マネーは?自分にあった電子マネーを見つけよう!

リリース日:2020/07/20 更新日:2024/09/26

電子マネーは種類が多く選ぶのが大変です。しかし交通系・流通系といった発行主体とプリペイド式・ポストペイ式といった支払方法で整理すればわかりやすくなります。ここではポイントが貯まる電子マネーの選び方と使い方を解説します。

おすすめの電子マネーは?自分にあった電子マネーを見つけよう!

電子マネーを利用してショッピングをする人が増えています。総務省が公表する「家計消費状況調査」の結果をみると、2018年の電子マネー保有世帯の割合は、59.2%でした。また電子マネー利用世帯の1カ月間の平均利用金額は、1万8,256円。どちらも年々上昇しています。しかし電子マネーは種類が多く、選ぶのが大変です。ここでは、電子マネーの種類をわかりやすく整理し、クレジットカードと組み合わせたお得な使い方などを解説していきたいと思います。

  1. 電子マネーの種類は?おすすめ10選を紹介
  2. 電子マネーのメリットは
  3. クレジットカードよりポイント還元率が高い?
  4. 電子マネー各社のキャンペーンは?
  5. 参考サイト

電子マネーの種類は?おすすめ10選を紹介

電子マネーの種類は?おすすめ10選を紹介

電子マネーは種類が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまいます。まずは2019年での発行枚数が多い順に、10種類の電子マネーを挙げていきましょう。

・楽天Edy(らくてんエディ):楽天Edyが提供する電子マネーです。
・WAON(ワオン):イオングループが提供しています。
・Suica(スイカ):JR東日本が発行するICカード乗車券です。
・nanaco(ナナコ):セブン&アイ・ホールディングスが展開している電子マネーです。
・PASMO(パスモ):関東地方・山梨県・静岡県の鉄道・バス事業者が発売しています。
・iD(アイディ):NTTドコモが運営しています。
・ICOCA(イコカ):JR西日本が発行するICカード乗車券です。
・QUICPay(クイックペイ):クレジットカードに追加する形で発行されます。
・manaca(マナカ):エムアイシーと名古屋交通開発機構が発行するICカード乗車券です。
・nimoca(ニモカ):九州地方を中心とした鉄道・バス事業者が導入しているICカード乗車券です。

 

こうしてみると似た名前も多く混乱してしまうかもしれません。しかし大きく3つの系統に整理することができます。流通系・交通系・クレジットカード系の3つです。ここで挙げた10種類をみると、

・流通系:楽天Edy、WAON、nanaco
・交通系:Suica、PASMO、ICOCA、manaca、nimoca
・クレジットカード系:iD、QUICPay

となります。ショッピングや公共交通機関を利用した移動など、目的別に自分に合ったものを選ぶのが良いでしょう。

電子マネーのメリットは

電子マネーのメリットは

電子マネーを使うメリットとしてまず挙げられるのが、決済のスムーズさ。キャッシュレス決済にも色々ありますが、ICカードを使った電子マネーでは、専用の機器にカードをタッチさせるだけ。必要な現金を数えて出す必要がありません。お釣りのやり取りがないことも、支払いを簡単にします。

 

普段の買い物で電子マネーを利用すると、ポイントが付与されることがあります。これも電子マネーのメリットです。各サービスで付与するポイントを増やすなどのキャンペーンを行っています。キャンペーン情報をチェックしながら電子マネーを利用すると、よりメリットを活かすことができるでしょう。

 

プリペイド式・デビット式・ポストペイ式ってなに??

電子マネーは、先払いや後払いなど、支払うタイミングによって分類することもできます。電子マネーで一般的なのはプリペイド式でお金は先払いになり、前もってカードにチャージして使います。1枚のカードにチャージできる金額は決まっていて、2万円や5万円といったタイプがあります。チャージする額を自分で決められるので、使い過ぎの予防になるでしょう。

 

ポストペイ式は後払いで使える電子マネー。このタイプでは、電子マネーをクレジットカードと紐付けておきます。電子マネーで支払った分は、あとからクレジットカードでの支払いと同様、銀行口座から引き落としになります。iDやQUICPayなどがこのタイプです。事前にチャージするのが面倒と感じる方に向いているかもしれません。クレジットカード利用によるポイントも付与されます。

 

デビット式は即時払い。デビットカードはレジで支払いを行うと、銀行の口座から利用額が引き落とされるというものです。電子マネーをデビットカードと紐付けることで、デビット式の支払いをすることができます。

クレジットカードよりポイント還元率が高い?

クレジットカードよりポイント還元率が高い?

クレジットカードと電子マネーをポイント還元率で比較した場合、クレジットカードの方が高い還元率となっているようです。例えば楽天EdyやWAON、nanacoといった電子マネーをみると、200円の買い物につき1ポイントの還元となっています。還元率は0.5%ということです。

 

一方、楽天カードやdカードといったクレジットカードでは、1.0%~3.0%の還元率となり単体で比較すると電子マネーより還元率が高いのがわかります。

 

クレジットカードとの併用でポイントが貯まる?

ポイント還元率が低めの電子マネーですが、クレジットカードとの併用でポイントを増やすことができます。プリペイド式の電子マネーは、事前にお金をチャージすることが必要です。このチャージを特定のクレジットカードから行うことで、より多くのポイントを貯めることが可能なのです。

 

具体的な組み合わせで言うと、楽天Edyでは楽天カードからのチャージで0.5%ポイントが還元されます。WAONだとイオンカードセレクトからのチャージで0.5%、Suicaはビューカードを使用すると1.5%、nanacoはセブンカード・プラスとの組み合わせで0.5%のポイント還元です。他にもiDをdカードと組み合わせると、最大7%のポイント還元になるというプログラムもあります。

 

すでに所有しているクレジットカードから、ポイントが付与されてお得になる電子マネーを選ぶという考え方もあるでしょう。

電子マネー各社のキャンペーンは?

電子マネー各社のキャンペーンは?

ポイントが貯まるのは、電子マネーを利用する際のメリットでもあり楽しみでもあります。各社ではキャンペーンを開催することがありますので自分が参加しやすいものを見つけられるかという点も、電子マネー選びのポイントかもしれません。

 

例えばキャンペーン期間中に決められたお店での買い物でポイントが2倍になったり、参加者でポイントを山分けしたりというものがあります。普段利用するお店がキャンペーンの対象になることが多いと、ポイントを貯める機会が増えるでしょう。エントリーが必要なものもあるので、情報のチェックが必要です。

 

このように種類が多い電子マネーですが、系統や支払方法で整理すると全体像が分かりやすくなると思います。クレジットカードとの組み合わせや、キャンペーン状況をよく見極め、ポイントが貯まりやすいかどうかという観点で電子マネーを選ぶと良いでしょう。その上で電子マネーごとの特徴を調べると自分に合ったものを見つけられるはずです。

 

楽天Edyでは、楽天ポイントをチャージして利用できるのが特徴のひとつ。電子マネーとして使用すると、さらにポイントが貯まります。また「楽天Edyリーダー」を用意すれば、ネットショッピングでの支払いにも使用できます。こうした機能も、自分に合った電子マネーを選ぶときのチェックポイントになるでしょう。

参考サイト

・総務省|「家計消費状況調査」(2018年)
2020.7.17
https://www.stat.go.jp/info/today/141.html




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黒川ヤスヒト
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(AFP)
黒川ヤスヒト

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

証券会社でリテール営業を経験し、AFP資格を取得。現在ライターとして、パーソナルファイナンスに関する情報の発信を手がけています。 関心分野は、ライフプランに関する意識調査や最新の金融商品・サービスなど。

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