元浪費家から4年で資産1,000万円を達成!iPad家計簿での家計管理術

リリース日:2025/01/17 更新日:2025/01/17
のんたろう
お話を伺った人
のんたろう

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

転勤のある仕事をする夫、3歳の息子と暮らす専業主婦。浪費癖を独身時代に乗り越え、結婚後に1馬力家計で貯金に取り組み、4年で資産1,000万円を達成。自身が家計管理に愛用しているiPad家計簿のフォーマットを販売中。

ついつい無駄遣いしてしまう。貯金をしなければならないと思いつつ、行動に移せない。自分の浪費癖に嫌気が差しつつも、なかなか自分を変えられずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回お話を伺ったのんたろうさんも、「過去に口座残高が700円になったことがある」という浪費癖を持っていたひとり。ただ、そこから自分を変え、1馬力生活によって4年で資産1,000万円を達成しました。

家計管理に使っているのはiPad家計簿です。のんたろうさんが浪費癖を乗り越え、家計管理と資産形成を成功させた秘訣に迫ります。

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  1. 決めた額を貯金・投資に回すことで自動的に資産を増やす
  2. クレジットカード引き落とし後の口座残高700円時代も。脱浪費家までの道のり
  3. のんたろうさんおすすめ!iPad家計簿で楽しく家計管理を続けるコツ
  4. 最初の一歩を踏み出す勇気が重要。「お金を使う楽しみ」のために家計管理を続けよう

決めた額を貯金・投資に回すことで自動的に資産を増やす

マネ活編集部:まずは、のんたろうさんの現在の家計状況について可能な範囲で教えていただけますか?

 

のんたろうさん:夫が働き、私が専業主婦の1馬力家庭です。毎月の収入は35万円前後、支出は20万円前後です。残りの15万円を貯金に回していて、「車の買い替え用」など用途を決めて貯めているものも一部あります。

 

マネ活編集部:15万円はすべて貯金なのですか?投資に回す分はないのでしょうか。

 

のんたろうさん:投資もしていますが、月々の貯金分から割合を決めているのではなく、貯まっている現金貯金から毎月10万円をNISAに回しています。結局は毎月一定額を投資していることになるのですが、お金の流れとしては一旦15万円を貯金し、その後、貯まっている貯金枠の中から投資に使う形にしています。そのほうが管理しやすいんですよ。

 

マネ活編集部:支出のほうはいかがですか?食費や日用品費など、割合を決めていらっしゃるのでしょうか。

 

のんたろうさん:そこまで厳密には決めていないですね。これまでの経験から、「大体これぐらいあれば生活できる」という感覚があるので。変動費は月によって多少変わることもありますが、20万円前後から大幅に変えないようにしています。お給料が上がっても生活レベルを上げないようにしてきました。

 

クレジットカード引き落とし後の口座残高700円時代も。脱浪費家までの道のり

マネ活編集部:1馬力家庭で家計をやりくりし、4年で資産1,000万円を貯められたそうですね。ご結婚される前から家計のやりくりは得意でいらっしゃいましたか?

 

のんたろうさん:いえいえ、まったくそんなことはなく、家計管理の概念すら持ち合わせていませんでした。クレジットカードでの買い物が多く、給料が入ってもカードの引き落としでお金がなくなってしまい、口座残高が700円しかないといったこともありました。「貯金しなくちゃ」という考えもなかったですね。服や化粧品を、必要に応じてではなく自分の見栄のために買っていたと思います。

 

マネ活編集部:そのマインドが変わったのはなぜですか?

 

のんたろうさん:事情があって仕事を辞めた時期があり、貯金がないのに収入もゼロになる経験をしたことですね。これはまずいなと思い、Instagramや雑誌で家計管理や貯金の仕方を調べ始めました。

 

マネ活編集部:どこから手を付けたのでしょうか。

 

のんたろうさん:まずはクレジットカードの使い方の見直しですね。お金を使った感覚がなかったため、現金で使えるお金をおろし、カード払いをしたら財布からその分の現金を抜き、「お金がなくなる」感覚を自分に味わわせるようにしました。クレジットカードの引き落とし日までに、その月に使って抜いておいたお金を口座に入金する。手間はかかりますが、使いすぎを防ぐ効果は一定あったかなと思います。なお、今は浪費をコントロールできるようになりましたし、子供連れでATMに行くのが大変なので、キャッシュレスメインで生活しています。

 

ただ、お金を使う感覚を味わうだけで浪費癖が治るわけではありませんので、同時に取り掛かっていたのが家計簿です。紙の家計簿やアプリを試した結果、自分で項目欄を手書きするスタイルが使いやすいと感じ、出費を記録し始めました。

 

市販の家計簿は使わない項目があったり、ほしい項目がなかったりするので、オリジナルで作るほうが使い勝手が良かったんです。つい「書かれているとおりにやらなければならない」と思ってしまう性格で、使いづらかったんですよね。

 

家計簿付けを始めて出費の見直しを始めた一方、明らかに使いすぎている出費もあったので、真っ先に節約を試みました。

 

マネ活編集部:どういった出費ですか?

 

のんたろうさん:コンビニ代ですね。1日3回ほどコンビニに行き、スイーツやコーヒーを買っていたんです。ただ、それを一切合切やめるのはストレスになってしまいます。そこで、自分にストレスのかからない形を探し、結果的に出費を抑えられる工夫をしました。私はカフェに行くのも好きなので、コンビニスイーツを毎日買うことをやめ、たまに行くカフェで満足するお金の使い方をしようと決めたんです。

 

あとはコンビニでカフェラテを買うのではなく、マイボトルにコーヒーを入れて仕事に持っていくようにしました。ちょっとおいしいコーヒーを自宅に用意して、マイボトルで持参するのが楽しみになるように工夫しました。出費がゼロ円にはなりませんが、トータル的に見れば、ちゃんと節約になっていますし、ストレスも感じない。これが持続させるコツだと思います。

 

スマホを格安SIMに変えるなど固定費を削り、変動費も抑えられるところは抑え、貯金に回せる余裕が出てきたタイミングで、先取り貯金を始めました。当時は友人と一緒に暮らしていて家賃負担が少なかったこともあり、10万円を先取りできていましたね。

 

マネ活編集部:途中、挫折や苦労したことはありましたか?

 

のんたろうさん:大きな挫折はないですが、格安SIMやつみたてNISAなど、調べたものを実践に移す勇気がなかなか出なかったところはあります。

 

マネ活編集部:面倒だったり不安だったりして、情報を得るだけで行動に移せない方も多いかと思います。のんたろうさんはどうやってそこを乗り越えたのでしょうか。

 

のんたろうさん:「なぜお金を貯めるのか」を自分の中でしっかりと理解していたからだと思います。浪費がひどかった時期には、お金がなくて友だちの結婚式に行けなかったことがありました。親に贈りものもできず、自分にばかりお金を使って、人に使えない自分が嫌だったんですよね。そんな嫌な自分を変えたい、人のためにもお金を使えるようになりたいという思いがあり、そのためには行動しないと変わらないと感じました。

 

マネ活編集部:その後、ご結婚されて1,000万円を実現されたわけですが、ご主人との意識の違いで苦労したことはありましたか?

 

のんたろうさん:ありました。夫も過去の私のように浪費家で、すぐに買えないものをリボ払いで買うタイプでした。一方、結婚時の私はすでに「貯めたい」という気持ちになっていたので、夫との価値観の違いでぶつかることもありました。

 

家計管理を任されたものの、ひとりで抱え込むのがしんどいときもありましたね。お金の話をしなければならないのに、しづらい。でも、ひとりではどうにもできない。その状況を打破するために、ファイナンシャルプランナーさんとのライフプランの相談に同席してもらったり、保険の見直しを一緒にしたりしました

 

あとは、楽しいことを共有すること。節約のために始めたポイ活で、ポイントを使ってお得に買い物する機会を設け、一緒に取り組めるようにしました。ライフプランを相談した結果、私が思うほど貯金貯金と必死にならなくても大丈夫だということがわかったのも大きかったですね。

 

私は少し貯金にこだわりすぎていたため、お金を使うことも楽しめるように意識を変えました。夫も家計のために浪費を抑えたり、格安SIMに変えたりと、お互いに歩み寄りました。結婚したときがちょうどコロナ禍で、夫の物欲が自然と抑えられたのもラッキーでした。その後、子供が生まれたことで、時間やお金の使い方が夫の中でも変わっていったのかなと思います。今では夫とお金のことで揉めることはありません。

 

マネ活編集部:良い関係を築けてこられたのですね。資産1,000万円は、目標だったのですか?

 

のんたろうさん:家計管理を始めた当初、何となく「1,000万円」を達成したいという気持ちがありました。時間的な目標は特に考えておらず、結果として4年で達成できたのは早かったなという印象です。今では双方の両親と一緒に行く旅行をプレゼントできたり、贈りものをしたりというお金の使い方もできるようになりました。これらのことができるようになったことを、とても嬉しく思います。




のんたろうさんおすすめ!iPad家計簿で楽しく家計管理を続けるコツ

マネ活編集部:今、のんたろうさんは「iPad家計簿」を活用されています。紙から始められたとのことですが、iPad家計簿を使うようになった理由は何ですか?

 

のんたろうさん:手書きの家計簿が続いたのは必要な項目だけでカスタマイズできたからですが、字の汚さや書き損じの修正がストレスでした。そこで、iPadを使うことで、書き間違いの修正や項目のコピペが簡単になり、紙のフォーマットをそのままデジタルに移行して使うようになりました。

 

マネ活編集部:家計簿付けは使ったその日にされていますか?


のんたろうさん:少なくとも出費から1週間以内にはひとまず家計簿アプリには使ったらすぐ入力するようにしています。その後、少なくとも出費から1週間以内には入力したデータをiPad家計簿に反映していますね。


いくつか試した中で、今使っている家計簿アプリは、出費項目ごとに予算を設定でき、残りの予算がグラフで確認できるのが便利です。パッと見て「今週は使いすぎているな」とわかるのが助かります。iPad家計簿は、週単位、月単位での振り返り用ですね。「このお金は無駄だったな」「これは良い使い方ができたな」と確認しています。

 

マネ活編集部:これからiPad家計簿を始めてみようと思っている方に、アドバイスはありますか?

 

のんたろうさん:「使いこなせるのかな」と聞かれることが多いのですが、基本的な簡単な操作さえ覚えられればすぐに始められますよとお伝えしたいですね。私は元からiPadを持っていたわけではなく、買うところから始めましたが、すぐに使い始められました。

 

フォーマットや付け方に関しては、その方の好みがあるので一概には言えませんが、出費項目は増やしすぎないほうが楽だと思います。細かくしすぎると、どの項目に該当するのか混乱してしまい、面倒になることもあります。

 

私はよく出費しがちな項目は独立させるようにしています。例えば、美容にお金をかけすぎていると感じたら、「美容費」を設けてどれだけ使っているのかを可視化します。今は無駄遣いをセーブできているので、「食費」「外食費」「日用品費」「子供費」「ガソリン代」「医療費」「そのほか」と、ざっくりとした項目にしています。

 

マネ活編集部:そのほか、家計簿付けを続けられるコツはありますか?

 

のんたろうさん:私の場合は見た目も大事です。カレンダー部分にデジタルステッカーを貼れるようにしていて、お金を使わなかった日に貼るルールにすることで、「かわいいステッカーを貼りたいから節約する」と浪費防止にもつなげています。手帳やノートが好きな人におすすめですね。

 

iPad家計簿は、手書きの家計簿や手帳が好きな方に向いているものだと思っています。デジタルだからといってすべてが楽になるわけではありません。例えば、iPad家計簿は紙がデジタルノートになっただけなので、自動計算はできません。計算が面倒で続かないという方は、iPad家計簿よりExcelやスプレッドシートのほうが向いているでしょう。自動計算ができるなら、私のように家計簿アプリと併用する必要もないかもしれません。自分の性格や好みに応じて、続けやすいものを選んでもらえたらと思います。

 

最初の一歩を踏み出す勇気が重要。「お金を使う楽しみ」のために家計管理を続けよう

マネ活編集部:資産1,000万円を達成したのんたろうさんの今後の目標は何でしょうか。

 

のんたろうさん:特に金額的な目標は設けていません。今のペースを続けていきたいですね。出費を削って貯められる仕組みは整えられたので、今後は自分も働いて、さらに増やす方向にステップアップしていきたいなと思っています。子供の成長と共に必要な出費が増えますから。

 

マネ活編集部:ありがとうございます。最後に、読者にメッセージやエールをお願いします。

 

のんたろうさん:お話したように、私には口座残高700円時代があります。自分の過去を振り返ってみて思うのは、「変わりたい」と思うだけでは結局何も変えられず、変わるには行動が必要だということです。

 

貯金も投資も、時間は大きな味方です。もっと早く貯金に目覚めたかったなと思いますね。皆さんにも、若いうちに「気になるな」で終わらせず、行動に移す勇気を持ってほしいです。

 

あとは、お金を貯めることが目的ではないということ。貯金に必死になりすぎたあまり、お金を使うことに過敏になってしまうのはもったいないです。お金を使うことを今も未来も楽しむために、家計管理をして無駄を削る。私もこのことを忘れずにいたいですし、皆さんも頭に入れておいていただけると嬉しいです。

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