物価高に対抗できる資産形成!なお先生に聞く超初心者から始めるNISA

リリース日:2025/02/26 更新日:2025/02/26
なお先生
お話を伺った人
なお先生

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

元保育士。将来のことを考え、9年前からNISAを始める。副業として始めたInstagramの発信内容を2、3年前に刷新、「NISAの幼稚園」としてNISA特化の発信に変更。2歳の子供を育てながら、Instagramでの発信、ライブ配信などで活動中。

しょっちゅう耳にする物価の値上がりニュース。将来のために資産形成を始めたほうがいいのかな…と思いつつも「今の生活に余裕がないし」と手をつけられずにいる方も多いのではないでしょうか。

「NISAが良いらしいと聞くけど、何がいいのかわからない」「NISAという名前は知っているけど、何が変わったのか詳しいことはわからない」そんな方のために、「NISAの幼稚園」としてInstagramで発信活動をしているなお先生に、NISAのメリットや始め方について伺いました。

  1. 子供にやさしく教えるように、投資初心者に丁寧な発信を
  2. 年齢・職業によってメリットはさまざま。それぞれの良さを知ってNISAを始めよう
  3. 「長期で続けられる」ことを前提に計画を立てることが重要

子供にやさしく教えるように、投資初心者に丁寧な発信を

マネ活編集部:お名前に「先生」がついていらっしゃるので、「なお先生」と呼ばせていただきます。元保育士でいらっしゃるんですね。

 

なお先生:そうなんです。ただ、「元」とあるように今は保育士として働いてはいません。今はInstagramなどのSNS発信者としての活動が本業になっています。

 

マネ活編集部:「元保育士が教える」とし、「なお先生」と名乗っているのには理由があるのですか?

 

なお先生:発信活動を始めたのが保育士時代なんですよ。「保育士が教える」として発信してきたので、その名残として今も「元保育士」としています。

 

別に子育てについての発信ではないのに「保育士が教える」としていたのは、「超初心者にもわかりやすくお教えします」という想いから発信を始めたためです。アカウント名を「NISAの幼稚園」としているのも、投資に関して初心者の方に対してもわかりやすく学べるアカウントだという意味を込めているからなんですよ。

 

マネ活編集部:やさしく丁寧に教えてくれそうな印象を受けますね。そもそも、ご自身がNISAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

 

なお先生:給与面から将来が不安で、お金を増やしたいと思ったためです。資産運用の方法として、9年前にNISAを始めました。

 

マネ活編集部:発信活動を本業にされたのはなぜですか?

 

なお先生:2歳の子供がいて、育児をしながら保育士の仕事を続けることがつらくなってしまったんです。ちょうど子供が生まれた頃に発信活動をする中で収入をいただけるようになったんですよね。加えて、職場復帰をパートタイムでするつもりが、「フルタイムじゃないと難しい」と言われてしまったことも、一旦保育士を辞める決断をすることにつながりました。

 

資料の上に硬貨、貯金箱、スマートフォンなどが置かれている様子

年齢・職業によってメリットはさまざま。それぞれの良さを知ってNISAを始めよう

マネ活編集部:2024年1月から、NISAの制度が変わりました。あらためて、初心者の方に向けて何が変わったのか教えていただけますか。

 

なお先生:以前のNISAは「つみたてNISA」(※制度改定にともない2023年で終了)と「一般NISA」という2種類に分かれていて、そのどちらかを選ぶしかありませんでした。新しいNISAは、この2つが一本化したものというイメージですね。つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円と、年間に投資できる額が増え、最大360万円まで投資できるようになりました。投資を国が後押ししている表れだなと感じます。

 

「つみたてNISA」と「一般NISA」に分かれていたように、現行のNISAにはつみたて投資枠、成長投資枠があります。初心者におすすめなのはつみたて投資枠です。一括で大きな金額を投資すると、プラスに働いたときのメリットが大きい一方、暴落時のマイナス金額も大きくなる可能性があります。毎月コツコツ少額を積み立てるほうがリスクを抑えられる効果があるため、初心者にはぜひつみたて投資枠でのNISAをおすすめします。

 

また、購入できる投資商品もつみたて投資枠のほうが安心なんです。こちらは金融庁が厳選している投資信託のみから選べるので、安心して選びやすいんですよ。

 

マネ活編集部:あらためての質問になりますが、NISAを始めるメリットについて、なお先生はどうお考えですか?

 

なお先生:値上げのニュースを見聞きする機会が多く、物価高や社会保険料の増加は今後も続くでしょう。貯金だけでは資産形成が難しく、お金に働いてもらうことで、難しくなった部分を補う必要があります。NISAは、今後貯金しづらくなる世の中に対抗する術として、使うメリットがあるものだと思います。

 

マネ活編集部:「できるだけ若いほうがいい」「一定の年齢以上にはメリットが少ない」など、年代的におすすめできるタイミングはありますか?

 

なお先生:特にないと考えています。20代30代の方のほうが運用期間を長く取れるため良いという部分があると思いますが、高齢の方も投資に回せる余裕資金があるのであれば、ただ蓄えておくのではなく、投資に回すほうが物価高に対抗できて良いと思います。

 

ただ、NISAだけが良いというわけではありません。40〜50代の方にとっては、iDeCoも検討の余地があるでしょう。iDeCoの方が節税効果が大きいんですよ。ただ、60歳まで引き出せないため、教育資金を目的にするとiDeCoでは合わないんです。子供が手を離れ、60歳になるまでの期間が短い40〜50代であれば、節税にもなるiDeCoを優先させる判断もありなのかなと思います。ご自身の職業や年齢、家族構成などライフステージによって状況は異なるため、検討してみてほしいです。

 

きちんと知るために、まずはファイナンシャルプランナーさんへの相談でライフプランを立ててもらうことをおすすめします。私のアドバイスは、あくまでも「こういう方の場合」とざっくりしたものなので、個人の状況に合わせたものではないんですよね。投資は一人ひとりに合わせたものが必要なので、ぜひ専門家の話も聞いていただきたいです。

 

マネ活編集部:フォロワーさんから届く、よくある質問はありますか?

 

なお先生:お子さんの年齢が高い方から「教育資金のためにNISAを運用するのはありですか?」と聞かれることが多いです。これは必要となる時期までに何年あるかが判断のポイントで、15年以上時間があるなら運用メリットがあるでしょう、とお伝えしています。

 

過去のデータで、インデックス投資の場合、15年未満の運用期間だと元本割れのリスクが高い傾向があるそうなんです。投資なのでリスクがゼロにはならないものの、15年以上だとかなり低くなる傾向があるみたいなんですよね。お子さんが3歳以上の方は大学受験の年齢までに15年ないため、教育資金目当てでのNISAはリスクが高まる可能性があるとお伝えしています。

 

学資保険やドル建て保険、変額保険など、教育費を貯める方法にはいろいろなものがあります。ただ、投資保険商品は、投資の機能と保険の機能がセットになっているため、投資単体と比べると手数料が引かれてしまうので、コスパは悪い傾向にあります。保険とセットになっていたほうが安心であれば保険商品を選ぶのもありですが、私の場合保険は保険、投資は投資と分けて考えるように切り替えました。

 

いずれにせよ、誰かの意見1つを鵜吞みにしないことをおすすめします。ファイナンシャルプランナーさんへの相談も、セカンドオピニオンをしたほうが良いと思います。私の意見も、あくまでも1意見として捉えるようにしてほしいですね。特定の人を信じ込んでしまうと、投資方針が偏ってしまうので良くないんです。

 

右上がりのグラフ資料とNISAの積み木




「長期で続けられる」ことを前提に計画を立てることが重要

マネ活編集部:これからNISAを始める方に、始めるまでのステップを教えてください。

 

なお先生:まずは証券会社からNISAの開設をします。おすすめはネット証券ですね。ネット証券は銘柄が多く、投資信託にかかる手数料も安いんです。個人的に、初心者の方には「楽天証券」がおすすめです。いろいろなサイトを見た中で、「楽天証券」のページが見やすかったんですよ。

 

そこから銘柄を選んでいきます。できれば信託報酬という手数料が安いものを選びましょう。おすすめはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と呼ばれるアメリカの株式がメインのものです。なぜかというと、世界の中でもアメリカが経済的に発達していて、私たちが日常的に使っている製品の企業が多いからです。

 

ただ、これもあくまでも私のおすすめです。「誰かがすすめているから」ではなく、投資信託の中身を見て決めてくださいね。私はアメリカだけを信じるのは不安なので、他国のものも含まれる全世界株式を選びました。ただ、過去30年を見たらeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のリターンの方が大きいというデータもあるんですよ。自分で見て、どちらがいいのか納得できたほうを選んでほしいです。

 

銘柄を選んだ後は、積立の設定をします。楽天証券はポイント付与サービスがあるので、クレカ積立か楽天キャッシュ積立がおすすめです

 

投資金額を決める前に、ぜひ1度ライフプランを立ててほしいです。すべてを投資に回すのではなく、最低1年分の生活を送れる生活防衛費を確保しておくことをおすすめします。その生活防衛費が何円かかるのか、今あるのかどうかを、ライフプランを立てることで確認してほしいんです。

 

また、ライフプランを立てることで、数年先の出費の目安もわかります。たとえば、子供が入園するのに10万円ぐらいかかるとか、車の買い替えを控えているとかですね。こうした「現金で置いておくべき出費」分は、生活防衛費とは別に考えて備えておかなければなりません。また、ライフプランを立てることで、NISAの売却時期も計画立てられるようになりますよ。

 

マネ活編集部:いつまでも投資し続けるわけではないということですね。

 

なお先生:年を取ってお金がいっぱいあるのに、もう使えないというのではもったいないですから。投資は今と未来をバランスよく楽しむためにあるものなので、ゴールのことも考えてやってほしいです。「NISA貧乏」という言葉もあるらしいんですよね。投資可能額が増えたために、投資に回しすぎて今を楽しむお金がなくなっていることを指すそうです。ちょっともったいないなと思いませんか?

 

個人的には、1年に1回ライフプランを立て直して、積立金額も確認し直すことをおすすめしています。物価が上がっていれば生活費が変わり、生活費が変わると生活防衛費も見直さなければなりません。子供が生まれる、仕事が変わるなど、状況も変わっているかもしれない。NISAは基本的にしょっちゅう見なければならない投資法ではありませんが、ずっと放置するのではなく、1年に1回人生計画をチェックして、資産バランスを整えてもらうとよいかと思います。

 

マネ活編集部:例えば今、生活防衛費が一切ない場合、貯めてから始めるべきですか?

 

なお先生:いえ、そんなことはないですね。1万円貯金できるなら、8,000円は貯金、2,000円は投資に回すなど、割合を決めて両方スタートしてもらえればと思います。NISAは100円からでも始められますし、現金貯金をメインに、少額でも投資も始めるといいでしょう。まったくお金がない方は、楽天での投資ならポイントも使えますので、とにかく無理のない金額からスタートしてほしいです。

 

というのも、私自身が過去に失敗しているんですよ。余裕資金のない状態でNISAを始めてしまい、その矢先に自家用車をぶつけられて買い替えた経験があるんです。当時は現金貯金がなく、NISAを解約しなければならなかったんです。幸い、そのタイミングでマイナスになっていなかったから良かったものの、そのあとにコロナショックが起きて、金額が減るのを目の当たりにしました。タイミングが少しずれていたら大損するところだったので、怖さを感じました。

 

こうした経験があるからこそ、生活防衛費と数年先のお金は置いておかなければダメだと思うようになりました。NISAは長期に渡って投資するからこそ安心して資産を増やせるものなので、短期解約をしないで済むバランスで「続ける」を前提にした投資をしてほしいです。

 

実は、私がNISAについて教えた友人の中に早期解約をした人がいるんです。結婚や家具家電の買い替えなど、人生には現金が必要なシーンがあります。「3万円投資してもいけるでしょ!」と思ってしまうかもしれませんが、続けられなくなってしまうともったいないので、計画性を持って考えてみてください。

 

投資をする以上、暴落を経験しない人はいないでしょう。いつ暴落するのか、その下落相場がどれだけ続くのかはわかりません。そのときに慌てふためかなくてもいいように、守りを固めて投資をする。ちょっと他の発信者の人よりも守りを固めることに重きを置いているタイプかもしれませんが、意見の1つとして参考にしてください。

 

マネ活編集部:今日はありがとうございました。最後に、なお先生の今後の展望についてお聞かせください。

 

なお先生:これまではInstagramでの発信、Instagram Liveでの勉強会ライブと、Instagramをメインに発信してきました。勉強会ライブではスライド付きで質問に答えたり制度の解説をしたりしているので、気になってくれた方は、ぜひ遊びに来てくれたら嬉しいです。

 

今は、お金の講座をつくって教える場を準備中です。家計を改善して投資に回せる余裕資金を増やすこと、収入を上げる方法の1つとして発信活動について学ぶことなど、家計改善、家計管理、収入アップのためのスキル向上、NISAの活用など、幅広く教えていけたらなと。その講座を今は少人数制でスタートしているのですが、サポート体制を整えてよりよい環境にしていきたいです。

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※NISA口座数 楽天証券第1位:日本証券業協会「NISA口座の開設・利用状況」および各社公表資料等より算出(2024年3月末時点)

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