火災保険ってそもそも必要?保険会社5社の特徴と相場を比較

リリース日:2020/11/11 更新日:2024/09/17

賃貸でも持ち家でも入っておきたい火災保険。火災や風災・水災、盗難に備える保険です。なんとなく入っているけれど、保険会社を変えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。ここでは火災保険5社の特徴と相場を比較します。

火災保険ってそもそも必要?保険会社5社の特徴と相場を比較
  1. 火災保険って何?
  2. そもそも火災保険は必要か?
  3. 保険会社5社の火災保険を比較!
  4. 積立型の火災保険もある?
  5. 万が一に備えておこう!

火災保険って何?

火災保険って何?

火災保険は建物と家財にかける保険です。火災を始め、風災、水災、水漏れ、盗難などで生じた損害を補償します。ありとあらゆるトラブルに対応しているように見えますが、地震が原因の火災や津波による損害については対象外です。地震に備えたい場合は、火災保険にプラスして地震保険に加入する必要があります。

そもそも火災保険は必要か?

そもそも火災保険は必要か?

ほとんどの賃貸住宅では火災保険の加入が必須とされています。賃貸住宅には原状回復義務があるため、住宅の持ち主である大家さんに元の姿で返さなければなりません。火災で部屋が丸焦げになってしまったら、その原状回復には莫大な費用がかかります。火災保険に入っておけば、原状回復費用が補償されます。

 

持ち家では火災保険に入らなくても構いませんが、万が一のために入っておいたほうが良いでしょう。火災だけでなく、台風や大雨の自然災害は日本全国どこでも起こりうるからです。補償範囲や補償内容は自分で選べるので、必要最低限の補償にして保険料を抑えることもできます。

保険会社5社の火災保険を比較!

ここからは持ち家向けの火災保険について、カカクコム・インシュアランス経由での契約件数上位5社の火災保険を比較します(2020年5月1日~7月31日)。

 

◇各保険の特徴は?
どの保険も基本補償と特約を自分で組み合わせて希望に合ったプランが作れます。通常の補償だけでなく、住まいのトラブルに対応したホームサービスを行う保険会社も。主な特徴をまとめました。

 

・セコム損保「セコム安心マイホーム保険」
基本補償はワイドプラン、ベーシックプラン、スリムプランの3種類から選択可能。ホームセキュリティ割引、オール電化住宅割引、長期年払割引があり、保険料がお得になります。

 

・東京海上日動火災保険「トータルアシスト住まいの保険」
基本補償や特約に加えて、事故防止アシスト、メディカルアシスト、介護アシストを無料で提供。防災・防犯の情報提供や、健康・介護に関する相談サービスを利用できます。

 

・AIG損保「ホームプロテクト総合保険」
Web申込みができるので、24時間いつでも手続き可能。2年以上の契約でWeb申し込み割引も。ホームサポートや健康医療に関する電話相談もついています。

 

・損保ジャパン「THE すまいの保険(個人用火災総合保険)」
基本プランはベーシック(Ⅰ型)、ベーシック(Ⅱ型)、スリムの3種類。建物と家財をセットで10年契約すると割引が受けられます。

 

・楽天損保「ホームアシスト(家庭総合保険)」
保険料の1%の楽天ポイントがもらえるのが大きな特徴です。損害保険金に加えて費用保険金でもサポートがあります。24時間365日受付のハウスアシスタンスサービスも利用可能。

 

◇各保険の相場は?
火災、破裂、爆発、落雷、風災、ひょう災、雪災、水ぬれ、物体飛来、騒じょう、盗難、破損・汚損等を対象に、建物の火災保険料のみを比べたのが以下の表です(10年間、長期一括払い)。各保険会社によって細かい補償内容が異なるので、あくまで目安としてとらえてください。

 

戸建て:神奈川県、H構造、90平米、建物保険金額1,500万円
マンション:東京都、M構造、70平米、建物保険金額1,000万円

積立型の火災保険もある?

積立型の火災保険もある?

掛け捨ての火災保険はもったいないと感じる人もいるかもしれません。火災保険にも生命保険と同じく、積立型があります。

 

積立型は満期時に満期返戻金や配当金が支払われます。ただ、その分掛け捨て型よりも保険料が高めになります。途中で家が全焼するなど100%の損害があると、満期返戻金がもらえなくなります。そのための火災保険ではあるのですが、高い保険料を払っていても結果的に掛け捨て型と同じ補償になってしまいます。

 

掛け捨て型と積立型、一概にどちらが良いとは言えません。補償内容や保険料を具体的にシミュレーションして検討しましょう。

万が一に備えておこう!

火災や風災、水災は起こらないことが一番ですが、100%防ぐことはできません。転ばぬ先の杖として、火災保険に入っておいた方が安心です。ここで紹介した以外にもさまざまな火災保険があるので、自分に合った内容の火災保険を探してみましょう。

 

楽天損保火災保険はホームアシストだけでなく、賃貸住宅向けのリビングアシスト、積立型のスーパージャンプがあります。そのほかに自動車保険のドライブアシスト自転車保険のサイクルアシスト1日保険シリーズなど幅広く扱っているので、もしもに備えたい人はチェックしてみてください。




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宮島ムー
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)/宅地建物取引士
宮島ムー

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

関西に住む子育て中の主婦です。 お金や不動産に興味があり、日商簿記1級・FP2級・宅建などの資格を独学で取得しました。 記事ではなるべく専門用語を使わず、わかりやすく説明するよう心がけています。

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