父さん、新しい自分を見つけるよ。河相我聞のオーダーメイド体験 ~枕編~

リリース日:2022/07/20 更新日:2022/08/16
河相我聞(かあい・がもん)
この記事を書いた人

俳優

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河相我聞(かあい・がもん)

俳優。1975年5月24日生まれ。埼玉県出身。10歳で児童劇団に入団。過去の出演作品に『天までとどけ』『未成年』『みにくいアヒルの子』など。近年はサスペンスドラマや舞台で活動をしている。2人の息子を育てる父親でもあり、そのやりとりをつづったブログが書籍化された。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

俳優の河相我聞(かあい・がもん)さんが、身のまわりの品をオーダーメイドする連載です。今回は「枕」のオーダーメイドに挑戦。眠りのプロフェッショナルがいる「FIT LABO」で、自分の頭の形や姿勢に合った枕を作り、新しい自分に出会います。

  1. わたくしと「オーダーメイド」
  2. 【作ってみよう】世界でただ一つの枕を求めて……
  3. 【試してみよう】睡眠の質はどう変わったか
  4. オーダメイドの良さは「新しい自分に出会える」ことではないか

「あのな、父さん心に誓うよ、これから新しい自分を見つける」

どうも、かあいがもん43歳でございます。

長男が24歳、次男が17歳になり、だんだんと子供たちも手がかからなくなり、父親としてうれしくもさびしくもありを濡らす今日このごろ。

Fun Pay! 編集部さんから

オーダーメイドに興味ありますか?」

と、お話をいただいた。

わたくしと「オーダーメイド」

オーダーメイド、英語で言うとcustom order、つまりのところ既製品ではなく自分のサイズに合わせたもの、自分の思い描くイメージに合わせたものをオーダーして作ってもらうオーダーメイドというものですな興味はある

興味があるかないかと言えば、とっても興味はある。

しかしながら、わたくし今までオーダーしてメイドしてもらったことがありません。

自分に合わせて何かを作ってもらえることにはとてもとても興味があったのですが「そのときの気分で作って飽きたらもったいないな」とか「既製品でも意外といいものあるんだよな」とか「値段が高そうだな」とかいろいろ考えてしまって、今まで機会を逃してしまっておりました。

しかしね、わたくしも、もう43歳。子どもたちも自立していきまして以前に比べてひとりの時間が増えてきておりますので、ここいらで自分に向き合って新しい自分を目指して行きたい、そう思うのであります。

と、いうことで

オーダーメイドに挑戦してみようと思います。

ところで、わたくしは興味津々なオーダーメイドですが、今の若い世代はどう思っているんでしょう。せっかくだからウチの長男にも意見を聞いてみました。

わたくし「なあなぁ、オーダーメイドって興味ある?」

 長男「うーん、興味はあるけど高いってイメージがあるからなぁ」

わたくし「そうね。もし自分がオーダーメイドをするなら、どんなものが欲しいかい」

長男「うーん、俺は今、映像の編集機材とかそういうものしか興味ないからなぁ、もし高いお金出すなら今の自分の満足や喜びにつながるものの方がいいかな」

わたくし「将来のためというより、満足や喜びをすぐに体感できるものということかい?」

長男「そうだね、オーダーメイドに挑戦して、よかったら教えて」

と言われた。

そうだよなぁ。オーダーメイドの定番といえば、スーツや洋服をイメージするのですけど、スーツを着ることは年に数回だし、体型もすぐにポッチャリ系に変わるお年頃なので、なんか違う。

やっぱりオーダーメイドって今の自分の満足や喜びをどれだけ追求するかが重要だよなぁ、うむ。

おそらく今の私がオーダーメイドに求めるのは、見た目やデザインを重視というより、自分の体型や身体の状態などに合わせることで日々の生活やモチベーションが変化するものだろう。

ちなみに今、私が気になるオーダーメイドは

自分の頭の形や姿勢に合わせて作る「枕」

初めてのオーダーメイドにしては派手さに欠けますかね?

しかしながらですね、だいたい人生の3分の1は寝ていると言われているので、1日8時間睡眠として1年で約3,000時間ですからね、3,000時間。10年なら約30,000時間。それだけの膨大な時間を枕と共にするわけですから、多少のちがいがとっても大きなちがいになると思うのです。

オーダーメイドの枕にすることで眠りの質が上がって目覚めがよくなれば人生の満足度も大きく変わるのではないか、と思うのです。

そして日々の生活のモチベーションにもつながりますよ、これ。

既製品の枕とオーダーメイドの枕にどれだけのちがいがあるかも知りたくないですか?

私はとても知りたい。

よし、初めてのオーダーメイドはにします。

【作ってみよう】世界でただ一つの枕を求めて……

と、いうわけで、「スリープスクエア 新百合ヶ丘店」さんへやってまいりました。

こちらでは快眠マイスターという眠りのプロフェッショナルと一緒にオーダーメイドの枕・マットレスが作れる「FIT LABO」を取り扱っているとのことです。

1.眠りについてのカウンセリング&枕の硬さ選び

まずは簡単なアンケートに記入し、カウンセリングを受けます。この日私の担当をしてくれたのは、店長の玉井さん。眠りに誘ってくれそうなおっとりとした口調で、カウンセリングをしてくれました。

玉井さんに一番気になっていたことも質問してみました。

わたくし枕って、やはり既製品よりオーダーメイドの方がいいのですかね

玉井さん「既製品でもいいものは沢山ありますが、その人の頭の高さにピッタリ合わせた方がよりよい睡眠になるかと思います。枕が高すぎたり低すぎたりすると、首に負担がかかり理想的な寝姿勢にならずリラックスできないため疲れが取れにくくなってしまいますね」

わたくし「あ、たくさん寝ているのに疲れが取れないときは結構ありますね」

玉井さん「『寝だめ』という言葉もありますが、たくさん寝たからと言って体力がプラスになることはないんです、リラックスできていない睡眠では日々少しずつ疲れが蓄積していきます」

わたくし「なるほど」

さすが眠りのプロフェッショナル、的確に答えていただける。これは頼もしい。

玉井さんによると、眠るときに一番理想的な「寝姿勢」というのは、正しく立っている姿勢をそのまま寝かせた状態で、そのときの首の高さは人によってちがうのだそう。

となると、やはり自分に合わせた枕をがぜん試したくなりますね。

カウンセリングのあとは、枕の硬さを選びます。やわらかいものから硬いものまで5段階。これはどれを選んだ方がいいというのは特になく、好みで選んでいいそうです。

わたくしはやわらかいのよりも硬いものが好きなので、真ん中より少し硬めを選びました。

2.身体のラインと体圧を測定

次に、立っている状態で身体のラインをコロコロとローラーのようなもので測ります。まずは仰向けで。

これ、ここでオーダーメイドする人は注目を浴びそうですね。

立っているところ、なんだか小さなステージみたいですし。

仰向けのあとは横向きになり、肩に手を置いて側面のラインを測ります。

肩に手を置くのは横向きで寝たときの体勢と同じにするためでして宣誓をしているわけではございません。

ちょうど、快眠宣言のところからローラーが出ている写真になっているので「わたくしは、今日から快眠することをここに誓います!」みたいになってますな。

身体のラインを測ったら、身体のどの部位に負担がかかりやすいかを調べるため体圧を仰向け、横向きで測ります。

測定後、出てきた私のデータはこちら。

わたくしが寝ているときの体重のかけ方は右側に寄っているとのことです。

わたくし「これ、よくないですよね……」

玉井さん「だいぶ中心からずれていますね……。自分に合わせた枕で寝ることで、改善されることはあると思います」

わたくし「今日から、この枕で寝ます。ちなみにFIT LABOはマットレスも作れるんですよね。オーダーメイドマットレスはおいくらぐらいするのでしょうか?」

玉井さん「そうですね、15万円からになります」

わたくし「15万円から……失礼しました、よく考えたらわたくし、今日、手持ちが少ないので……」



……

………

今回は初めてのオーダメイド「枕」でしたから、枕にスポットを当てていきたいと思います。

測定が終了しましたらデータを元に、いよいよカウンセリング時に選んだ硬さの素材で枕を作ってゆきます。

量をはかりながら枕に素材を入れていきます。手作業ですがとてもスピーディー。

これが意外と早く、10分弱でできあがり。一度この枕で試し寝をしてみます。いつも寝ているときに使っている自分の枕とどれぐらいの違いがあるのか楽しみです。

3.オーダーメイドした枕で寝てみる

では早速寝てみましょう。

ヤヴぁい。

もうね、寝た瞬間に頭にフィットして来ました。

「あぁ、これがオーダーメイド枕か……」と。

自分が想像していたものよりかなり低めの枕なんですが、これがすんごいリラックスして眠れそうなんですよね。

理想的な寝姿勢、つまり「正しく立っている姿勢をそのまま寝かせた状態」というのはこういうことかと実感します。

それと、この試し寝スペースで使われているマットレスも合わさることによって体全体が包み込まれているような感覚になりました。

やはり寝具はキチンと選んだ方がいいなと実感しますね。

オーダーメイドマットレスか……

4.高さを微調整して、完成

横向きに寝返りを打ってもピッタリフィットしてまして「もうこのまま寝てしまってもよろしいでしょうか?」という感じでございますが、ここから玉井さんの手により、微調整が加えられていきます。

このとき、結構とてもビックリしたのですが、1センチ高さが変わるだけで本当に寝心地が変わるのです。

枕の高さがこんなに大事とは。

そして、完成!!!!!

かかった時間は全部で30〜40分程かと思います。

こちらがオーダーメイド枕でございます!

見た目はとっても普通の枕ですがね、私の頭にピッタリと合わせた枕です。

横と真ん中で高さが違うのが特徴的です(資料提供:FIT LABO)

ちなみにお値段はと言いますと

オーダーメイド枕(43×70㎝ ワイドタイプ)

26,000円+税

になります。

「!!!!!!!んぇ?」

「え? マジ? 枕でこの値段?」

「おいおいさすがに高杉君だろ、枕だぞ!」


と、思いますよね、インターネットで枕を探すと3,000円ぐらいから枕があったりしますからね。


私もですね、お値段を聞いたとき「おいおい、新作のゲームのソフトが三本は買えるじゃないか、携帯ゲームアプリにその金額を課金したら欲しいレアアイテムやレアキャラが手に入るかもしれない値段じゃないか」と一瞬、頭をよぎりましたからね。

でもね、しかしですね、よくよく考えてみますとね、自分の人生の満足って元気な身体があってのものだと思うのです。

元気であれば、1日1日のモチベーションも変わってくると思うのです。

疲れてくると物事を考える視野も狭くなっていき、新しいことにもだんだんと挑戦しなくなっていくと思うのです。

きちんと1日1日の疲れを癒やすことで、楽しいことを更に楽しく感じることができたり、目覚めるたびに喜びを感じることができたりすると思うのです。

それをサポートするための一つのアイテムとしての値段と考えれば……

それをサポートするための一つのアイテムとしての値段と考えたなら……

それをサポートするためのアイテムとしての値段と考え……

はい。

それでもなかなか考えてしまうお値段ですね。

間違いござません。

スミマセンアヤウクトンデモナクテキトーナコトヲイッテシマウトコロデシタ


なんだかんだ言っても使ってみないことにはなんとも言えませんな。

【試してみよう】睡眠の質はどう変わったか

約2週間、オーダーメイド枕で寝てみました。

結論から言いますと、今まで自分が使っていた既製品の枕とオーダーメイドの枕の寝心地に「明らかな違い」を感じました。

もちろん個人的な感想ですが、今までの枕だと、その日の心地よいポジションを探すのにゴロゴロと右を向いてみたり左を向いてみたり仰向けになってみたり、枕を折り曲げて高さを変えてみたりすることが多かったのですがオーダーメイドの枕だと、これがほとんどない。

でも、気のせいかもしれないし、体調もあるかもしれない。ので、もう一度、今まで使っていた枕に戻してみたんですよ。

そうしましたら、寝返りを打ったり横向きになったとき、オーダーメイド枕ほど心地よい高さにすぐにならないのです。やはり自分の頭のラインに合わせた枕の方が断然寝心地がいい。

そして、わたくしは横向きで寝ることが多いのですけれど、この横向きに寝たときのフィット感がとてもいい。

これはとてもとてもそう思う。

次に、朝の目覚めた感じは変わるのか?

これはですね、「今日はとても眠りが深く、疲れがいつもより取れた様な気がする」という、なんとなくレベルで感じられるぐらいで「劇的に目覚めがよくなる」という感じではありません。

ただ、とても快眠。しかしよくよく考えたら元々快眠なので、これはわたくしが検証するのが難しいところです。

 

「なんじゃぁこの目覚めは、最高だぁ、力が全身にみなぎるようだぁぁぁぁあ」

と、なる枕があったら分かりやすいのですがね。

しかし、それはもはや枕ではないかもしれませんな。この枕を使った2週間、目覚めはよかったです。

あともう一つ。

朝起きたとき、首がいつもより楽な気がします。

これも体感として少し感じる程度なのですが、高さがちょうどいいと首への負担が少ないからなのかもしれません。

ここ数日デスクワークなどパソコンに向かっている時間が多い割に首や肩こりの疲れが溜まらないのは、オーダーメイド枕のおかげか? と思ってしまいましたね。

人生の3分の1ほど寝ていることを考えると、とても大きな違いが出てきそうです。

トータルの結論として「これはオーダーメイドする価値があった」と私の中で結論付けられます。やはり自分に合った枕はいい。

***

オーダーメイド枕を手に入れ、新しい自分へと一歩踏み出したわたくし。

この体験を息子たちにも話してみました。

わたくし「父さんな、オーダーメイドで枕を作ってみたんだ、初めてのオーダーメイドだよ」

長男・次男「……枕」「へぇ」

わたくし「いやいや何よ、その薄いリアクションは。自分の頭の高さに合わせた枕をね、2週間ほど使っているけど、なかなかいい感じなのよ、自分だけだと分かりにくいから、君たちも体験してもらいたいなと思ってね。ほら、君たちパソコンやゲームを座ってやっている時間が長いから首とか疲れると思うのよ」

次男「いくら?」

わたくし「お値段、26,000円です」

長男「ぉお……結構するね、父さんが買ってくれるなら使ってみたいけど……」

次男「ふぇえ、その値段ならパソコンの周辺機器を買いたい」

わたくし「自分の頭に合わせた枕で寝てみたいと思わないのか? 寝心地最高よ?」

次男「僕は今、眠くて眠くて仕方ない年頃だから、今より寝心地が良くなったら永遠の眠りにつくと思うよ」

長男「使ってはみたいけど……朝起きたらいつも枕が足元にあるんだよね……」

次男「あ、僕も朝は足元にある。てか、父さんがその枕を使うことで元気にいつまでも僕のことを養ってくれるならそれでいいよぅ」

うれしいような悲しいようなことを言いますな……きっと頭にフィットした枕なら朝起きて足元に移動することはないと思うのだが、睡眠の悩みを持たない彼らには、寝心地の良さを求めたオーダーメイド枕の話はハードルが高いようだ。

ただ冒頭の長男とのやりとりにもあったように、今の自分の満足や喜びなどにつながるオーダーメイドなら興味があるということだから、何をオーダーメイドするか、で関心度は変わるように思う。

オーダメイドの良さは「新しい自分に出会える」ことではないか

と、いうわけでオーダーメイドに挑戦してきました。

わたくし、今回がキッカケで、もっともっと心地よい睡眠を追求してみたくなりました。

つまりですね、オーダーメイドの枕に合わせて、オーダーメイドのマットレスで寝てみたいと思ってしまったのですよね。

なんて言いますか、オーダーメイドって追求していくことに良さがあるのではないかなと思うのです。

自分に合ったものを追求して追求してとことん自分の満足するまでやることで、新しい自分と出会えるのではないかと、わたくしは思うのですよ。

オーダーメイドの良さを最大限に感じるには、中途半端だったり妥協してしまってはいけないと思うのです。

なので、オーダーメイドのマットレスを……。

お財布にはかなりの衝撃ですがね、それをマットレスが和らげてくれるのでは……。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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