ソシャゲに課金する人と課金しない人の違いは?課金疲れに陥らない方法を解説!
高額なガチャ課金が社会問題となっているソシャゲ。ガチャ自体が目的になっている人もいます。ここではなぜ課金してまでゲームをするのかを分析し、課金をやめたいときにやめるための考え方を紹介します。
ソシャゲとは?
「ソシャゲ」は、ソーシャルゲームを略した言葉です。短い時間で気軽にプレイできるゲームが多く、ユーザー同士でコミュニケーションをとれるのが特徴です。もともとはFacebookなど、SNS上で配信されるゲームのことを指していました。2000年代に広がっていきましたが、PCを使ったブラウザゲームの形で遊ぶタイプがほとんどでした。
その後、携帯電話やスマホで遊べるタイプのソシャゲが流行し始めます。スマホを使ったソシャゲでは、SNS上での配信ではなく、App StoreやGoogle Playなどから直接配信されています。
ソシャゲに関しては、高額なガチャ課金が社会問題になりました。ソシャゲには「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)と呼ばれるアイテム課金の仕組みがあります。アイテムはカプセルトイのようにランダムで手に入ります。レアアイテムを手に入れるには、特定のアイテムをコンプリートし、つまり全部揃えなければなりません。コンプリートを目指して有料のガチャを繰り返し使うと、高額な料金が請求されることになるのです。
ソシャゲにはまるのはなぜ?
ソシャゲは無料でプレイできるものが多いのですが、アイテム課金もあります。ソシャゲにはまって、多額の課金をする話をよく聞きます。どういった理由でそこまではまるのでしょうか。
オンラインで人とつながるソシャゲでは、他人と戦う対人要素があります。負けたくないという気持ちは、敵がコンピューターの場合よりも強くなるようです。自分のキャラクターを強くするため、課金することになります。ほかにも、他人とランキング上の順位を競ったり、レアアイテムが手に入るイベントがあったりと課金したくなる要素は数多くあります。月に数万円から数十万円、中には億単位での課金をする人もいるようです。
ソシャゲに万単位から億単位で課金してしまう理由は?
ソシャゲに多額の課金をする理由は様々です。ゲームのタイプによっては、課金しなければ、プレイ回数やプレイ時間が短くなることがあります。気に入ったゲームを満足するまで遊ぶには、お金を使わなければなりません。
ほかにも、課金アイテムを使うことによって効率的にゲームを進められるという、時間短縮効果を求める人もいます。レアアイテムを手に入れて自慢したいという気持ちも、高額な課金の理由となっているようです。
また基本的に無料で遊べるゲームであっても「好きなゲームに対してはきちんとお金を払いたい」という気持ちを持つ人もいます。ゲームの製作者に対するリスペクトやお布施といった言葉で表される気持ちです。楽しませてもらっているのに無料では申し訳ないという部分があるのかもしれません。
課金しない理由は?
億単位で課金する人がいる一方で、まったく課金せずにソシャゲで遊びつづける人もいます。こちらはどういった理由でそうするのでしょうか。
ソシャゲは基本的に無料でプレイでき、課金をしなくてもログインしたことへのボーナスとして、アイテムを手に入れることができます。またゲーム内でもミッションをこなすことで手に入れられるアイテムもあるので、十分に楽しめるということがひとつの理由となっているようです。なかには「お金をかけずにどこまで楽しめるか」ということをある種の縛りプレイとして、無課金をつづけている人もいます。
また高額課金の話を聞いて「一度でも課金してしまうと止まらなくなるのではないか」と心配になり、課金アイテムに手を出さないようにしているというケースもあります。
ゲームプレイよりもガチャを引くことが目的の人が多い?
ソシャゲもゲームのひとつです。敵に勝利したりランキングで上位を目指したり、というのが基本的な目的だと思われます。普通に考えると、それらを実現するためには強いアイテムがほしいので、有料のガチャを引いているはずです。
しかしソシャゲに関しては、TwitterなどのSNS上で、ガチャにいくらお金をかけたかが重要な話題になることがあります。レアなアイテムを手に入れるのに、自分がどれだけお金を使ったかといったことを互いに報告し合うことで盛り上がるのです。ガチャを引いては、ユーザー同士で金額の話題で熱くなることが目的になっている面があるということです。
課金地獄に陥らない方法は?
課金をどうしてもやめられない心理の裏には「サンクコスト効果」があるかもしれません。サンクコストとは、ある行為のために投じた費用のうち、課金を中止しても戻ってこない費用のことを指します。しばしば間違った判断の元になるとされるものです。課金をやめたい、ゲームをやめたいと思っても、これまでに投じた多額の課金が無駄になる気がしてやめられないのもサンクコスト効果の一例です。もったいないという気持ちの負の側面とも言えます。
課金をつづけても、やめても過去の課金が返ってくるわけではありません。合理的な判断は、一旦過去のことを忘れて、これからも課金をしながらゲームをつづけるのが自分にとってよいことなのかどうかを考えることです。もったいないという気持ちは必ずしも合理的判断を導かないと思い起こすことが、課金をやめたいと思ったときに、きっぱりとやめるためのコツです。
もし、ソシャゲへの課金をやめることができたら、その分のお金を将来に備えるための資産形成へ向けてみてはどうでしょうか。楽天証券では、非課税で投資できる「つみたてNISA」、節税効果の大きい「iDeCo」、ロボアドバイザーでおまかせ資産運用ができる「楽ラップ」などが利用可能。投資信託などを購入すると、保有する分の値上がり・値下がりなどを通して、世界の社会・経済とのつながりを実感することもできます。ある意味ソシャゲの楽しみに近いものがあるかもしれません。ぜひ詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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