利息計算の計算方法は?お金を借りるときに気を付けたい注意点など解説

リリース日:2020/06/30 更新日:2020/06/30
平林恵子
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人事労務関係の仕事からライターへ転身。経験を活かしてコラム執筆を行っています。2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

お金を借りたときに支払う利息は、利率が高いほど高額になると考える人が多いでしょう。しかし、実際には、支払う利息の額は、借入額、利率、借り入れ期間の3つによって決まります。利息計算の方法についてまとめました。

利息計算の計算方法は?お金を借りるときに気を付けたい注意点など解説
  1. 利息の計算方式
  2. こんなときはいくら?利息計算シミュレーション
  3. お金を借りるときに気を付けたい注意点
  4. なるべく利息負担を減らしてお金を借りる方法

利息の計算方式

利息の計算方式

お金を借り入れるときの利息は、通常、1年間借りた場合の利息である「年利」として表示されます。つまり、年利15%で100万円借りるとして、1年後に返済した場合の利息分は、15万円ということですね。

とはいえ、お金は常に1年単位で借りるわけではありません。そこで、実際に下記の式に当てはめることで利息計算をします。

【借りた金額×年利÷365日×借りた日数】

たとえば年利15%で100万円を借るとして、1カ月後(30日後)に返した場合は、「100万円×15%÷365日×30日=1万2,328円の利息がかかるということになります。ただし、これは30日後に一括返済をした場合の利息額です。

お金を借りた後は、毎月1回など、決まったタイミングで少しずつ返済していく場合が多いでしょう。こういうときの利息は、借り入れ時点で最終返済予定日までの利息計算をして、それを分割し月々の支払いの際に上乗せするか、返済の度に元金が減っていくとみなして、その度に計算をし直すか、どちらかの方法がとられます。

カードローンの場合、分割返済のときは最初にすべての利息計算をして、リボ払い(残高スライドリボルビング方式)のときは毎回計算をし直すことになります。



こんなときはいくら?利息計算シミュレーション

こんなときはいくら?利息計算シミュレーション

上記のように、利息の計算は「借りた金額」、「年利」、「借りる期間」によって決まるものです。これらをかけ合わせれば大体の利息を計算することができますが、実際には、少しずつお金を返していくことになりますから、その通りの利息額になるとは限りません。

実際にどのくらい利息がかかるのか、シミュレーション例をいくつかご紹介します。

例1)100万円を3年間、年利15%、元利均等返済(支払額が一定の分割払い)で借りた場合

毎月の返済額……3万4,665円
総支払額……124万7,940円
利息額……24万7,940円

例2)100万円を1年間、同様の条件で借りた場合

毎月の返済額……9万,258円
総支払額……108万3,096円
利息額……8万3,096円

例3)100万円を年利15%、リボ払いで借りた場合

リボ払いの場合、月々の返済額のうちの「元金」を自分で決めることができます。ここでは、分割払いの場合と合わせて、初回の返済額が「3万4,500円」の場合はどのようになるかを見てみましょう。

初回の返済額……3万4,500円(その後、返済が進むにつれて月ごとの返済額は減少)
総支払額……1,290,375円
利息額……29万,375円
支払い完了までの期間……46カ月(3年10カ月)

着々と返済額が減っていくことになるため、分割払いのときよりも、リボ払いのほうが支払う利息が増え、支払い完了までの期間も長くなっています。
ちなみに、リボ払いでは、毎月の返済額を1万円など、低めに設定することもできます。支払い完了までの期間がさらに長くなり、総返済額も増えますが、その分月々の返済額を抑え、生活費に余裕を持たせられるでしょう。

お金を借りるときに気を付けたい注意点

お金を借りるときに気を付けたい注意点

お金を借りるときは、「最終的にいくら利息を支払うことになるのか」と「本当に返していくことができるのか」を考える必要があります。

「年利10%と年利15%では、年利15%のほうが多く利息を支払う」と考える人がいるかもしれませんが、最初に説明した通り、利息の額は、年利だけでなく、「借り入れる金額」と「借りる期間」によっても変わります。

つまり、年利15%だったとして、借りた後、早いタイミングで返せるのであれば、それほど高額な利息を支払う必要はないのです。

とはいえ、むやみに借入期間を短くすればいいのかというと、そういうわけではありません。毎月の収入が20万円、生活費に18万円の出費がかかる人が、それ以外に毎月5万円を返済しようとしても、結局お金が足りなくなり、別のところから借りるという悪循環にも陥りかねません。


お金を借りるときは、「なるべく利息を払わないこと」と「毎月返済していける返済額にすること」の両方を考える必要があります。これを両立するのは難しいことですが、一番行ってはいけないのは、「いくら利息を支払うのか、いつ返済が終わるのかをしっかり確認しないままお金を借りてしまう」ということです。

借り入れの実態がわからないままお金を借りるのはとても危険なことです。反対に、しっかり実態を理解した上で、計画的に利用するのであれば、リボ払いにメリットがある場合もあるでしょう(一時的に返済額を低くし、ボーナス時にまとめて返済する場合など)。

カードローンやキャッシングは、計画的に利用するようにしてください。



なるべく利息負担を減らしてお金を借りる方法

なるべく利息負担を減らしてお金を借りる方法

なるべく利息を減らすためには、年利が低いローンを利用する、期間を短くする、借入額を少なくする、という3つが有効です。

しかし、それ以外にも利息を減らす方法があります。

例えば、住宅ローンなら、預金残高と連動して、残高分のローンの利率を引き下げてくれる商品があります。ある程度の貯蓄がある人なら、金利を抑えてローンを組むことができるというものです。

また、楽天銀行では、借入額に応じた楽天ポイントの付与や、金利引き下げキャンペーンといったサービスを提供しています。このようなサービスを利用することで、実質的な負担を少なくすることもできるでしょう。

できるだけ負担が少なく、無理なく返済できる方法を探すことが、利息の負担軽減や早期返済につながります。

  • 著者:平林恵子さん

    人事労務関係の仕事からライターへ転身。
    経験を活かしてコラム執筆を行っています。
    2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。
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