ビットコインキャッシュの今後を予想!ハードフォーク後の流れを分析

リリース日:2019/04/09 更新日:2019/04/09

ビットコインからハードフォークしたビットコインキャッシュ。そもそもハードフォークとは何か、ビットコインキャッシュとはどのようなものかを解説します。さらに今までの相場を確認しながら今後の展望を解説します。

ビットコインキャッシュの今後を予想!ハードフォーク後の流れを分析

もくじ

・ビットコインキャッシュとは

・ビットコインキャッシュのハードフォークはなんだった?

・ハードフォーク後から現在までのチャート

・今後どうなる?価格予想とその将来性

・マイニングで生み出せるビットコイン

・おすすめ取引所

ビットコインキャッシュとは

はじめに、ビットコインキャッシュとは何なのか確認していきましょう。

 

ビットコインキャッシュは、システムに新ルールを適用するハードフォーク(分裂)を行い、2017年8月1日に誕生した仮想通貨です。基本的にはビットコインと同じものですが、大きな違いはネットワークの処理能力を表す「ブロックサイズ」にあります。

 

ビットコインのブロックサイズの上限は1MB になりますが、ビットコインキャッシュは8MB。簡単にいうと、ビットコインキャッシュはビットコインと比較すると8倍の処理能力があるということです。このブロックサイズは、現在までにアップデートが繰り返され32MBまで大きくなりました。(2019年4月現在)

 

このブロックサイズが大きければ多いほど取引の処理速度が速くなり、さらに処理手数料が高価になるのを抑える効果があります。ビットコインキャッシュとビットコインは名前こそ似ている仮想通貨ですが、その処理能力に差があるということを覚えておくといいでしょう。

ビットコインキャッシュのハードフォークはなんだった?

冒頭でハードフォーク(分裂)と書きましたが、この意味についておさらいしましょう。

 

ビットコインキャッシュは、ビットコインからハードフォーク(分裂)しましたが、この言葉を「アップデート」という言葉が入れ替えるとわかりやすいかと思います。「ビットコインのアップデートにより分裂した」という言葉にすると理解しやすいですね。

 

この分裂の背景には「スケーラビリティ問題」があります。ビットコインの取引が増えると未処理のトランザクション(処理)が増えますが、これが増えていくと処理手数料が高騰してしまうことに。これを簡単に言い換えると「このまま取引が増えると使えなくなってしまう」ことを意味します。

 

このスケーラビリティ問題を回避するためにアップデート(ハードフォーク)が必要なのですが、このアップデートをめぐってビットコイン側とビットコインキャッシュ側それぞれの意見が対立し、最終的に分裂してしまったということです。

ハードフォーク後から現在までのチャート

ハードフォーク後から現在までのチャート

それでは、ビットコインキャッシュがハードフォークしてから現在まで、どういった値動きをしているか時系列で見ていきましょう。

 

2017年

8/1 65,826
9/1 48,242
10/1 48,990
11/1 145,949
12/1 287,136

 

2018年

1/1 161,887
2/1 127,856
3/1 73,409
4/1 147,408
5/1 108,550
6/1 82,766
7/1 86,266
8/1 59,841
9/1 59,987
10/1 47,748
11/1 19,321
12/1 16,316

 

2019年

1/1 12,235
2/1 14,394
3/1 14,626

(単位は全て1ビットコインキャッシュ当たりの日本円での価格)

 

毎月1日ビットコインキャッシュの相場をまとめてみました。ハードフォーク直後の1ビットコインキャッシュの価格は6万5,000円ほどでしたが、最大は28万7,000円という実に約4倍もの価格に跳ね上がりました。ですが、ビットコインと同様に値動きが激しいということがチャートから読み取れます。

 

2019年3月1日現在の相場を見てみると、ハードフォーク直後の価格の4分の1以下に下落。2018年11月からのチャートを見ると1万円台で推移しています。

今後どうなる?価格予想とその将来性

ハードフォークしてから現在に至るまで、かなりの乱高下をしているビットコインキャッシュの相場はこれからどうなるのか予想します。

 

結論として、現在の価格が底値でこれから価格は上昇傾向にあると言えます。その根拠は、ビットコインキャッシュの実用性の高さがあり、「ビットコインキャッシュ決済が可能になった」からです。

 

2018年8月にビットコイン決済の大手である「bitpay」がビットコインキャッシュ決済に対応しました。ビットコインよりも決済スピードが速く送金手数料が安いという点が大きな利点です。

 

そして日本国内でも2018年6月より店舗決済サービス「BITPoint Pay」がスタートしました。ウォレットアプリの「BITPoint Wallet」にビットコインキャッシュをチャージしておけば、ビットポイントペイが導入されている店舗で簡単に決済ができます。これらの点から、価格が上がっていくと予想します。

マイニングで生み出せるビットコイン

マイニングで生み出せるビットコイン

ビットコインの勉強を進めていくと、必ずといっていいほど「マイニング」という言葉に触れます。ここではマイニングの意味について紹介します。

 

ビットコインのマイニングは「取引データを承認する作業に対して支払われる報酬」のこと。この報酬は新しいビットコインで支払われます。採掘場で希少な金などを採掘する作業に似ていることから、このように呼ばれています。

 

この承認作業は簡単に言うと「ビットコインの取引の処理」で、この作業をすれば報酬(ビットコイン)を貰えます。PCやスマホさえあれば誰だってできますが、現在はこの作業をしている人が増えてきているのでマイニングでビットコインを得るというのは難しいと考えられています。

おすすめ取引所

おすすめ取引所

最後にビットコインキャッシュの取引をする際のおすすめ取引所「ロビンフッドクリプト」を紹介します。

 

この取引所は2018年2月にサービスが始まったアプリで、今ではビットコインのほか、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインの4種類の取引ができ、さらに手数料が無料ですので気軽に取引に挑むことができますね。

 

ビットコインキャッシュは仮想通貨の一種でこれからの相場上昇が予測されます。ですが株式投資と違い相場の上下が読みにくいですから、しっかりと知識を付けてから取引を行うようにしましょう。

げんげん
この記事を書いた人
げんげん

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

自動車ディーラーでの営業職を経て、現職であるFP関連出版社に転職。実際にお客様と対面するFPとの交流等で刺激を受け、自身もFP資格を取得し「生活に役立つFP知識」をわかりやすく紹介するために日々奔走中。

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