税金の支払いもクレジットカードが便利!メリットや注意点をわかりやすく解説

リリース日:2022/08/16 更新日:2022/08/16
黒川ヤスヒト
この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(AFP)

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黒川ヤスヒト

証券会社でリテール営業を経験し、AFP資格を取得。現在ライターとして、パーソナルファイナンスに関する情報の発信を手がけています。 関心分野は、ライフプランに関する意識調査や最新の金融商品・サービスなど。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

この記事では、クレジットカードで支払いができる税金の種類とクレジットカードでの支払い方法について詳しく解説します。税金の支払いという場面においても、カード利用のメリットを生かせるようになりましょう。

  1. クレジットカードで支払える税金の種類
  2. 税金をクレジットカードで支払うメリット
  3. 税金をクレジットカードで支払う際の注意点
  4. 税金をクレジットカードで支払うとポイント分お得なの?
  5. 税金をクレジットカードで支払う方法
  6. 税金以外にこんなものもクレジットカードで支払える!
  7. 様々な場面でクレジットカードのメリットを

※2021年6月より公共料金等の一部ご利用先について100円につき1ポイント進呈から、500円につき1ポイント進呈に変更となります。 詳細はこちら

クレジットカードで支払える税金の種類

画像出典:https://jp.123rf.com/

税金の支払いについては、給料から天引きされているという方も多いでしょう。会社から給料を受け取る場合、所得税や住民税があらかじめ差し引かれています。しかしフリーランスや自営業の場合、確定申告をして自分で税金を納めることが必要です。また固定資産税など、納税通知書・納付書が届き、それをもとに税金を支払うというケースもあります。

 

税金を支払う方法としては、税務署や金融機関の窓口に行って現金で納めたり、銀行口座からの振替納税を利用したりするのが一般的です。コンビニからQRコードを使って支払えるものも登場しています。こうした中、クレジットカードで支払える税金があるのはご存じでしょうか。様々なメリットがあるので、利用を検討してみたい支払い方法です。

国税

それでは、どのような税金がクレジットカードで支払えるのでしょうか。税金には国税と地方税があり、国税では以下の税目でクレジットカードによる納付が可能になっています

申告所得税および復興特別所得税
消費税および地方消費税
法人税(連結納税を含む)
地方法人税(連結納税を含む)
相続税
贈与税
源泉所得税および復興特別所得税
源泉所得税
申告所得税
復興特別法人税(連結納税を含む)
消費税
酒税
たばこ税
たばこ税およびたばこ特別税
石油税
石油石炭税
電源開発促進税
揮発油税および地方道路税
揮発油税および地方揮発油税
石油ガス税
航空機燃料税
登録免許税(告知分のみ)
自動車重量税(告知分のみ)
印紙税

あまり聞きなれない税目もあるかもしれませんが、所得税や相続税・贈与税、自動車重量税などは身近な税目と言えるでしょう。ちなみに国税では、延滞税や加算税といった附帯税もクレジットカードで支払えます。

地方税

地方税は自治体ごとに取り扱いが異なるため、例として東京都と札幌市のケースを紹介します。都税をクレジットカードで支払う時の窓口は、「都税クレジットカードお支払サイト」。ここから次のような税金が支払えます。

自動車税種別割、自動車税
固定資産税・都市計画税(23区内のみ)
固定資産税(償却資産)(23区内のみ)
個人事業税
不動産取得税
そのほか(法人都民税・法人事業税等)

また札幌市のケースでは、クレジットカード納付専用サイト(Yahoo!公金支払い)を利用していて、以下の税目でカード払いが可能です。

市民税・道民税(普通徴収分)
固定資産税・都市計画税(土地家屋分)
固定資産税(償却資産分)
軽自動車税

地方税については、税金を納める自治体のウェブサイトなどで、どの税目がクレジットカードで支払えるか調べておくと良いでしょう

税金をクレジットカードで支払うメリット

画像出典:https://jp.123rf.com/

現金による支払いや振替納税といった方法がある中、クレジットカードで税金を支払うメリットにはどんなものがあるのでしょうか。5つの利点を挙げていきます。

クレジットカードのポイントが貯まる

利用するごとにポイントが還元されるクレジットカードでは、税金の支払いによってポイントを貯めることができます。支払う税金の額が大きくなるほど、またクレジットカードのポイント還元率が高いほど、より大きなメリットになるでしょう。ご自分の納税額とポイント還元率から試算してみると、どれほどお得か確認できます。

24時間いつでも納付可能

クレジットカードで税金を支払う場合、手続きはウェブサイト上で行うことになります。インターネットにつながっていれば、場所や時間を選ばず、自分の都合に合わせて納付可能なのがメリットです。

 

現金による納付をしようとすると、税務署や金融機関の窓口が開いている時間に足を運ばなくてはなりません。平日には難しいという方も多いでしょう。クレジットカードで支払いすると、そのような問題を解決してくれます。

分割払いが可能

手持ちの現金がなくても、支払い可能なのがクレジットカードの利点。税金の支払いでも同じことが言えます。さらに、クレジットカードによって取り扱いは異なりますが、分割払いも可能。税金の額が大きくなると、一度に引き落とされたくないというケースがあるかもしれません。分割払いを利用することで、自分に有利な条件で税金の支払いができるのです。

現金を持ち歩くリスクや手間がない

税金を現金で支払おうとすると、まずは現金を準備しなければなりません。ATMから引き出すことになるでしょう。多額の現金を持ち歩くことには、不安を感じることもあるはずです。税金を支払う窓口が遠ければ、移動時間も必要です。クレジットカードによる支払いでは、こうした手間やリスクが生じません。自宅など落ち着いた場所での手続きが可能です。

履歴が残るので管理がしやすい

クレジットカードを利用すると、利用明細書に履歴が残ります。税金を、いついくら支払ったのかを忘れてしまうと、家計の管理に困ることもあるでしょう。利用明細書から、金額や期日をいつでも確認できるようにしておけば、そうした問題は起こりません。様々な支出でクレジットカードを利用すると、全体的な支出を簡単に把握できるようになるのです。

税金をクレジットカードで支払う際の注意点

手数料がかかる

税金をクレジットカードで支払うと、手数料が発生します。手数料がどのくらいになるのか、例として「国税クレジットカードお支払サイト」を利用した場合の手数料を見てみましょう。

 

納付税額が1円~10,000円の場合、決済手数料(税抜き)は76円となっています。消費税10%を考慮すると83円。以後、1万円を超えるごとに76円(消費税別)が加算されていくという仕組みです。ポイントとの兼ね合いが気になるところですが、のちほど詳しく計算してみます。

領収書が発行されない

クレジットカードによる支払いでは、税金を支払った際の領収書を受け取ることができません。どうしても領収書が必要という場合は、金融機関やコンビニで支払うことになります。

 

また、クレジットカードで支払った場合、後から納税証明書を発行してもらうことも可能です。納税証明書が必要となるケースとしては、自動車の車検があります。東京都の「都税クレジットカードお支払サイト」を見ると、納税の確認ができるようになるまで、支払い手続き完了日から最大10日程度かかるとされています。

 

このため、すぐに納税証明書が必要となる場合には、クレジットカード以外で支払うのが良いようです。

取り消しができない

「国税クレジットカードお支払サイト」で税金支払いの手続きを完了すると、取り消しはできません。金額の間違いなどがあった場合は、後日、税務署で還付手続きなどをすることになります。そのほか、税目や課税期間といった入力内容を間違った時も、税務署に連絡する必要があります。支払いサイトでの入力内容は、よく確認して慎重に行いましょう。

税金をクレジットカードで支払うとポイント分お得なの?

税金をクレジットカードで支払うメリットとして、ポイントが貯まることを挙げました。しかしその一方で、手数料がかかるというデメリットもあります。トータルで得をするには、受け取るポイントが手数料を上回ることが必要です。クレジットカードで税金を支払って得したいと考えている場合、前もって計算しておくのが良いでしょう。

 

もちろん金額的に多少の損が出ても、時間や手間を節約できるといったメリットを考慮すると、クレジットカードを利用するという判断になる可能性もあるでしょう。地方税の場合、自治体ごとに決済手数料が違います。ポイントで得ができるか、それぞれのケースで試算しておきたいところです。

税金をクレジットカードで支払う方法

画像出典:https://jp.123rf.com/

それでは具体的な手続きを見てみましょう。「国税クレジットカードお支払サイト」を利用する際には、クレジットカードと、国税の申告書や税務署から送付される各種通知書などを用意しておきます

 

まず入力するのは、納付者の情報。名前や住所などを入力します。次に納付先の税務署と納付する税目を選択。用意した書類から、課税期間、申告区分、納付税額を入力していきます。

 

次に必要となるのがクレジットカードの情報。カード番号、有効期限、支払い方法、セキュリティコードを入力していきます。またメールアドレスを入力しておくと、手続き完了メールが届きます。後は、内容を確認して手続きを完了する、という流れです。

 

ここで忘れずにしておきたいのが、納付完了ページの印刷。手続きの内容は後から確認できないため、印刷して保存しておくと安心です

 

もうひとつ、地方税をクレジットカードで支払う時に使うことがある「Yahoo!公金支払い」についても見ておきます。

 

まず支払う公金の種類を選択し、自治体を検索します。次に表示される納付通知書や、クレジットカード、車検証といった必要書類を用意しましょう。年度や課税番号などの納税情報を入力。さらにクレジットカードなど支払い情報を入力し、内容を確認して「支払う」ボタンを押せば、手続きは完了です。

 

こちらの場合も、支払い手続き完了画面の印刷が推奨されています。ただし「Yahoo!公金支払い」では、必要な情報を入力することで、後から支払い手続きの完了を確認することも可能です。

税金以外にこんなものもクレジットカードで支払える!

クレジットカードというと、街のお店やインターネットでのショッピングというイメージがあったかもしれませんが、税金の支払いもできることがわかりました。しかしそれだけではありません。各種公共料金などもクレジットカードで支払うことができます。支払いが簡単でポイントが貯まるというメリットが生かせるので、クレジットカードを活用することを検討するのも良いでしょう。

 

公共料金としては、携帯電話料金や電気料金、ガス料金、水道料金などがクレジットカードで支払えます。新聞料金を支払うことができる場合もあるでしょう。

 

さらに国民年金保険料もクレジットカードで納めることが可能です。また自治体によっては、国民健康保険について保険料の支払いが「Yahoo!公金支払い」に対応していることがあります。こうしてみると、家計における様々な支出がクレジットカードに対応しているのがわかります。

様々な場面でクレジットカードのメリットを

2020年6月に楽天インサイトが実施した「キャッシュレスに関する調査」によると、最も利用する決済手段として多く選ばれたのが「クレジットカード」。そしてキャッシュレス決済を利用する理由として多かったのが、「ポイントが貯まり、使えるから」と「スムーズに支払いできるから」でした。

 

参照元:リサーチデータ(2020年)キャッシュレス決済に関する調査|楽天インサイト
https://insight.rakuten.co.jp/report/20200702/

 

税金や公共料金、社会保険料の支払いにも使えるクレジットカード。これからもメリットを生かせるシーンを追求していきましょう。

 

※2021年6月より公共料金等の一部ご利用先についてポイント付与率の変更がございましたが、 記載内容の変更が遅れておりましたことをお詫びいたします。 詳細はこちら

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