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クレジットカードのスキミングとは?不正利用の手口や対策、もし被害にあったときにすべきことを紹介
クレジットカードに関する不正使用のひとつ「スキミング」をご存知でしょうか。これはクレジットカードを偽造する手法で、すぐに被害に気付けないことが多いといわれています。ここでは、スキミングの手口や対策、被害にあってしまった時の対処法などを解説します。
- クレジットカードのスキミングとは?
- クレジットカードのスキミングの手口
- クレジットカードのスキミング対策としてできること
- クレジットカードのスキミング被害に遭ってしまったら
- クレジットカードのスキミングはしっかり対策しよう!
クレジットカードのスキミングとは?
スキミングとは、「スキマー」と呼ばれる特殊な端末を使用し、クレジットカードの磁気ストライプからカード情報を抜き取ることです。スキミングで抜き取った情報を別のクレジットカードに書き込んで元のクレジットカードを偽造し、不正使用を行います。
日本では1980年代からスキミングの被害が報告されるようになりました。近年ではICチップを搭載したクレジットカードが普及していることもあり、スキミングを含む偽造カードの被害額は減少していますが、2020年前後からWebスキミングと呼ばれるサイバー犯罪も見られるようになっているほか、番号盗用での被害額が年々増加しています。
不正使用被害額の推移
一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の集計結果について」(令和5年版)より作成
クレジットカードのスキミングの手口
そもそもスキミングの手口にはどのようなものがあるのでしょうか。被害に遭わないためにも、まずはその手法や注意すべき場面を知っておきましょう。
ATM利用時
スキミングの手口でまず注意したいのはATMで行われるものです。狙われるのはATMでキャッシングする場面です。ATMのカード挿入口に取り付けられた、スキマーと呼ばれる読み取り機に気づかないままクレジットカードを入れると、カード情報が読み取られてしまいます。さらに見つけにくい場所に小さなカメラが仕掛けられていて、暗証番号を入力する様子が撮影されてしまうこともあります。
店頭での決済時
キャッシュレスが普及している国や地域ではクレジットカードを使う機会が増えるでしょう。会計のためにクレジットカードを手渡した相手が、実は店員に成りすました犯罪者という可能性があります。その場合、カードは返ってきますが、情報はスキマーによって読み取られた可能性があります。お店の人が気づかない間に、決済用の機械にスキマーが仕掛けられているというケースもあるため、その場で被害に気づくのは難しいと考えられます。
暗証番号式のロッカー利用時
ほかに気をつけたいのは、スポーツクラブやゴルフ場などで使用される、暗証番号式ロッカーにクレジットカードを入れるような場面です。暗証番号を設定する際に注意しないと、背後からのぞいていた者に暗証番号を見られ、去った後にロッカーを開けられ、クレジットカードをスキミングされる可能性があります。さらにロッカーの暗証番号がクレジットカードの暗証番号と同じだった場合、複製されたクレジットカードが悪用されやすくなってしまうでしょう。このケースでもカードは手元に残るので、すぐに気づくことは難しいといえるでしょう。
非接触型カードを保有している場合
タッチ決済が可能なカードを非接触型カードといいます。端末に差し込まずに支払いできる一方、スキミングも直接触れずに行うことができてしまうのです。満員電車など人が密集した状態では簡単に情報が抜き取られてしまう可能性があります。
Webスキミング
従来のスキミングはカードの磁気情報を読み取る手法が主流でしたが、近年はWebスキミングと呼ばれる手法も増えています。
Webスキミングは、通販サイトなどのクレジットカード番号を扱うサイトやアプリに不正なプログラムを埋め込むことで、利用者のクレジットカード情報を盗み取るサイバー犯罪です。
このようにあらゆる場所でスキミングの被害に遭う可能性があるうえ、非接触でもスキミングができてしまうため、クレジットカードを使用していない場面でもリスクがあるといえるでしょう。
スキマー単体ではカード情報を読み取れるだけで、暗証番号はわかりません。しかし、タッチ決済に対応しているカードやインターネットでショッピングをする際など、暗証番号が不要な状況では不正使用をされる可能性が十分にあります。日頃からスキミング対策を行っておくのが安心です。
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クレジットカードのスキミング対策としてできること
このようなスキミングに対抗するために、以下のような対策法があります。
- 暗証番号の管理に気を付ける
- ATMの使用時に挿入口や周囲を確認する
- 怪しいカード利用の履歴がないか確認する
- スキミング防止グッズを使う
詳しく見ていきましょう。
暗証番号の管理に気を付ける
安全性の高いICチップ搭載型のクレジットカードでも、決してスキミングがされないわけではありません。暗証番号を見られないよう、入力時には手元を隠す、推測ができない番号にするなどの対策が有効です。
ATMの使用時に挿入口や周囲を確認する
スキミングの手口でご紹介したように、ATMのカード挿入口にスキマーが取り付けられていると、カードを挿入することでスキミングされてしまいます。また、ATMブースの中に小型カメラが設置されたり、背後から直接覗き込まれたりすると暗証番号を盗まれてしまいます。カード挿入口に何も取り付けられていないか、手元が見える位置にカメラが設置されていないか、背後に誰もいないかをよく確認してATMを使用するようにすると良いでしょう。
怪しいカード利用の履歴がないか確認する
スキミングと盗難は状況が似ていると説明しましたが、大きな違いとして挙げられるのが、スキミングは盗難に比べると被害に気付きにくいということです。スキミング被害では知らない間にクレジットカードが使われてしまうことになりますが、早めに気付くことでさらなる被害を防ぐことができます。こちらは未然に防ぐ方法ではないですが、なるべく小まめに利用明細を確認し、身に覚えのない利用がないかどうか確認すると被害に気付きやすいです。
スキミング防止グッズを使う
タッチ決済に対応しているクレジットカードや、電子マネー機能付きのクレジットカードを持っている人も多いでしょう。非接触型のカードは、スキマーを接触させなくても情報を読み取ることができるため、人混みや満員電車で気付かないうちにスキミング被害に遭う可能性があります。
非接触型のカードに対しては、スキミング防止グッズが役立ちます。スキミング防止グッズとは、防磁機能のあるクレジットカードケース、財布などです。店頭でもネットでも安価で販売されていますが、効果は期待できるため、自分に合ったものを探してみるのもひとつの手です。
クレジットカードのスキミング被害に遭ってしまったら
スキミング被害に遭ってしまったら、すぐにカード会社に連絡する必要があります。さらなる被害を防ぐため、できるだけ早く対処しなければなりません。
クレジットカードのスキミングはしっかり対策しよう!
スキミングを100%防ぐことはできなくても、適切に対処することで実害を減らすことは可能です。日頃から不審な請求がないかどうか利用明細をよく確認しておくことと、万が一被害に遭ったら、すぐにカード会社に連絡し、カード停止などの手続きを取ることが特に重要となります。
楽天カードでは、カード番号の悪用や偽造カードの不正使用を未然に防ぐため、不正検知システムを取り入れており、24時間365日の監視体制でモニタリングを行っています。
不正検知システムが作動した場合はメールまたはSMSでお知らせが来ます。案内に従って楽天e-NAVIにて利用覚えがあるかを確認したのち、覚えがない場合は楽天カードから確認の連絡が来ます。
楽天カードなら、紛失・盗難被害に遭った場合、カードの停止や作り直しがWebでも行えます。自分で対策を行ったうえで、安心して使用できるクレジットカードとして楽天カードを選んでみてはいかがでしょうか。
※この記事は2024年8月時点の情報を元に作成されています。
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このテーマに関する気になるポイント!
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スキミングって何?
スキミングとは、「スキマー」と呼ばれる特殊な端末を使用し、クレジットカードの磁気ストライプからカード情報を抜き取ることです。近年ではスキマーを使用しないWebスキミングもよく見られます。
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スキミングの手口にはどのようなものがあるの?
ATMのカード挿入口やクレジット決済の機械にスキマーを仕掛ける、盗難でクレジットカードから直接スキミングをする、満員電車など人が密集した場所で非接触型カードをスキミングするなどがあります。
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スキミング対策として何をすべきなの?
暗証番号の管理に気を付ける、ATMの使用時に挿入口や周囲を確認する、怪しいカード利用の履歴がないか確認する、スキミング防止グッズを使うなどがあります。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
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