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住宅ローン組むなら変動金利or固定金利?2020年以降どうなる?
住宅ローン選びのときに迷うのが、変動金利にするか固定金利にするかということ。変動金利は金利が上下しますが、固定金利は一定期間金利が変わりません。それぞれのメリット・デメリットや選ぶポイントをまとめました。
変動金利と固定金利の特徴をおさらい
まずは変動金利型住宅ローンと固定金利型住宅ローンの特徴を見ていきましょう。
▽変動金利型住宅ローン
変動金利型は金利が変わるのが最大の特徴ですが、返済額が頻繁に変わるわけではありません。多くの金融機関では5年に一度の見直しとなっており、金利上昇に伴って返済額を増やす場合でも最大で従来の125%までというルールを設けています。ただし上限を超える分の金利を払わなくていいということではなく、場合によっては後々の返済額が膨らむ可能性があります。
・変動金利型のメリット
変動金利型は同じ時期の固定金利型と比べて金利が低く設定されています。5年ごとの見直しでも返済額は従来の125%までというルールがあるため、返済額が極端に増えることはありません。金利が1%を切る商品も多く、住宅ローン控除の利用で利益が得られるケースもあります。
・変動金利型のデメリット
金利が下がればお得な変動金利型ですが、逆に金利が上がると返済額が増えます。125%ルールがあると言っても、金利が上がり続けると全体の返済額が増えることに。将来の金利がわからないため返済スケジュールが立てづらいのもデメリットです。
▽固定金利型住宅ローン
固定金利型には全期間固定金利のものと、一定期間は固定金利でその後変動金利と固定金利を選べる商品があります。全期間固定金利の代表格と言えるのがフラット35で、ローン返済終了まで同じ金利が続きます。
・固定金利型のメリット
固定金利型は金利が上がるリスクがないのが特徴。低金利のときに固定金利型を選択すれば、その後金利が上がっても同じ金利で済みます。固定金利の期間中はローン開始とともに返済額が確定するため、返済計画が立てやすいです。
・固定金利型のデメリット
同時期の変動金利型と比べると、固定金利型のほうが金利は高めに設定されます。変動金利なら途中で金利が下がる可能性がありますが、固定金利は途中で金利が下がってもその恩恵を受けられません。
変動金利型と固定金利型のどちらが向いているか
状況や考え方は人それぞれなので、一概に変動金利型と固定金利型のどちらがいいとは言えません。逆に言えばどちらを選んでもそれほど変わらないという見方もできるでしょう。手数料はかかりますが、途中で借り換えることもできます。
住宅金融支援機構が発表している「民間住宅ローンの実態調査」によれば、2018年10月~2019年3月に住宅ローンの借り入れをした人が選んだタイプは以下のとおりでした。変動金利型を選ぶ人のほうが多いです。
・変動型:60.3%
・固定期間選択型:25.1%
・全期間固定型:14.6%
・変動金利型が向いている人
同じ時期の変動金利型と固定金利型を比べると、変動金利型のほうが金利は低めです。まずはお得な金利で借りたいという人には変動金利型をおすすめします。
お金に余裕がある人も変動金利型が向いています。金利が上がってきたら、金利が低いうちに繰り上げ返済できるからです。住宅ローン控除が使える10年間だけ変動金利型住宅ローンを利用して、終了とともに繰り上げ返済することもできます。
・固定金利型が向いている人
全期間固定金利型ならローン返済までの返済額が確定するため、ライフプランに正確な金額を組み込むことができます。小さな子どもがいる家庭では教育費が気になるところですが、固定金利型であれば将来の返済額もわかるので、お金の計画が立てやすいでしょう。
先述した「民間住宅ローンの実態調査」によれば、フラット35利用者がフラット35を選択した理由の1位は「今後の金利上昇に備えて予め将来にわたる返済額を確定しておきたかった」でした。同時期の変動金利型と比べて金利は高めに設定されていますが、今後金利が上昇した場合には結果的にお得になる可能性があります。
2020年以降の金利はどうなる?
変動金利型を選ぶ人にも固定金利型を選ぶ人にも気になるのが今後の金利でしょう。しかし未来のことは誰にもわかりません。2020年も変わらないと予想する人もいれば、上がると予想する人もいます。
ただ、多くの人の認識として共通しているのが、ここ数年は低金利水準であるということ。金利が1%を切る商品も少なくありません。変動金利を選んで今後金利が上昇するとしても、しばらくは低金利を享受できるでしょう。
金利タイプ以外にも注目
住宅ローン選びの際は金利タイプ以外の内容も比較検討したいところ。住宅ローンを利用することで保険料が安くなったり、金融機関のサービスが使えたりというメリットが付いてくることもあります。金融機関によって住宅ローンの内容は異なるので、金利だけにとらわれず、広い視野で比較検討するとよいでしょう。
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