口座名義とは|法人の場合は略語?入力方法や確認方法など基本を解説

リリース日:2021/11/05 更新日:2022/06/21
まきあん
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ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)

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元栄養士で現在フリーのWEBライターとして活動している、まきあんです。基本的なお金の知識を身に付けたいと思い、独学でFP2級を取得しました。お金に関する知識や生活に役立つ情報を分かりやすく発信していきます。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

口座名義とは,銀行口座に登録されている名義のことです。お金を振り込むときや自分の口座にお金を振り込んでもらうときに口座名義が必要です。この記事では口座名義の入力方法や自分の口座名義の確認方法などについて解説します。

  1. 口座名義とは?
  2. 振込先の「口座名義」
  3. 自分の「口座名義」
  4. 口座名義の変更方法
  5. 口座名義を貸すことはできる?
  6. まとめ

口座名義とは?

口座名義とは?

口座名義とは銀行口座を開設したとき、名義人として登録した名前を指します。口座には大きく分けて個人名義の「一般口座」と、法人名義の「法人口座」の2種類があります。一般口座の口座名義は戸籍上の本名となりますが、法人口座の口座名義は会社名や団体名になります

振込先の「口座名義」

振込先の「口座名義」

現在はコンビニ払いやクレジットカード払いなどが増えているため、いざ銀行で振り込むことになると、口座名義の入力方法に迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。ここでは、相手の口座にお金を振り込む際の口座名義の入力方法について解説します。

 

・振込の際に必要な情報
銀行の窓口やATM、インターネットバンキングなどを利用して、相手の口座に振り込む際には、以下の振込先の口座情報が必要です。

 

・銀行名
・支店名
・預金種別(普通・当座)
・口座番号
・口座名義(フリガナ)

 

気をつけたいのが、口座名義のフリガナについてです。口座名義は漢字と読みのフリガナ(カタカナ表記)の2つが登録されており、ATMやインターネットバンキングで振込をする際はフリガナでの入力を求められます。漢字の名義がわかっていても、フリガナの入力を間違えると振込に失敗してしまいます。振込先の情報を教えてもらう際に、正しいフリガナについてもしっかり確認しておきましょう。なお、個人名を入力するときは、姓と名の間に「スペース」を入れます。

 

・受取人名(振込先口座名義)の確認
現在、多くの銀行が口座の名義人を検索する口座確認サービスを提供しています。ATMやインターネットバンキングで振り込む場合、振込先の銀行名・支店名・口座番号を入力するだけで、受取人の口座名義が自動的に表示されるというものです。名前が間違っていないか確認するだけになり、口座名義の間違いで振り込めないということがなくなります。

 

ただし、何らかの理由によって口座名義が自動的に表示されないこともあります。それは以下のような事情がある場合です。

 

●インターネットバンキングの場合(金融機関によっては口座確認サービスを行っていない)
●提携していない銀行に振込をする場合
●口座確認サービスの取り扱い時間外の場合(金融機関によって取り扱い時間が異なる)
●その他受取人の口座の都合によって口座確認ができない場合

 

口座名義が現れない場合は自分で口座名義を入力する必要があります。口座名義の入力方法について確認していきましょう。

 

・口座名義で入力できる文字
ATMやインターネットバンキングの口座名義で入力できる文字は、カタカナと英数字、一部の記号のみです。入力できる文字は以下のとおりです。

 

・カナ
・カナ+濁点 (ガギグゲゴ ザジズゼゾ ダヂヅデド バビブベボ ヴ)
・カナ+半濁点 (パピプペポ)
・数字 0~9
・英字 A~Z(小文字は不可)
・記号 ピリオド「.」、カッコ「()」、スペース「□」、音引「ー」、ハイフン「‐」
(金融機関により異なります)

 

※中グロ「・」は使用できないため、ピリオド「.」または「スペース」に置き換えてください。

 

・振込のとき小文字やアルファベット、法人名が出てきたらどうしたら良い?
振込のとき小文字やアルファベット、法人名が含まれていれば、以下のとおりに入力しましょう。

 

<小文字>
カタカナの小さい文字は、大きい文字に置き換えます

例)×ニッポンショウジ ○ニツポンシヨウジ

 

<アルファベット>
アルファベットが含まれている口座名義の場合、読みがカタカナ名義の場合とアルファベットの場合があります。受取人に正しい表記を確認しておきましょう。

例)ABC商店→ABCシヨウテン、または エービーシーシヨウテン

 

<法人名>
「株式会社」「財団法人」などの法人や、営業所・出張所の名前、「共済組合」「生活協同組合」のような事業の種類を含めるときは、略語を使用します。前株は「カ)」、後株が「(カ」、名前の途中に入る場合は前後にかっこをつけて「(カ)」と入力してください。

 

例)
株式会社 楽天銀行商事
カ)ラクテンギンコウシヨウジ

楽天銀行商事 株式会社
ラクテンギンコウシヨウジ(カ

楽天銀行商事 株式会社 千代田営業所
ラクテンギンコウショウジ(カ)チヨダ(エイ

 

その他の法人・事業所名についても、略語が用意されています。詳しくは金融機関のページを参考にしてください。

参照元:楽天銀行 受取人口座名入力に関するご注意

・口座名義を入力するときの注意点
入力した銀行名や口座番号などの情報と口座名義が一致しない場合は、正しい入金処理が行われません。振込手続きが完了した後に、誤った依頼などで資金を払い戻すことを「組み戻し」といいます。入力を間違えた場合、この組み戻しを行うための組み戻し手数料と、再度正しい振込手続きを行うための振込手数料がかかります。

 

口座名義の入力を間違えてしまうと、このように手続きが必要になったり手数料がかかったりと、面倒なことになりかねません。入力を間違えないように、十分注意してください。口座名義については、振込先に正しい表記を確認しておくことが大切です。

自分の「口座名義」

自分の「口座名義」

続いては、自分の銀行口座に振り込んでもらうときに知っておきたい口座名義や必要な情報について解説します。

 

・自分の口座に送金してもらう際に必要な情報
他の人から自分の口座に送金してもらう場合は、振り込んでもらう銀行口座の以下の情報が必要です。

 

・金融機関名
振り込んでもらう口座の金融機関名です。正しい名称を記載しましょう。

 

・支店名(または支店番号)
支店名は、通帳などに記載されています。

 

・預金種別
預金種別は、普通預金・当座預金などの口座の種類です。当座預金は企業などが使う決済用の口座ですので、一般的な口座であれば普通預金となります。

 

・口座番号
7桁の口座番号を記載します。

 

・口座名義
金融機関に届け出た口座名義です。一般口座の場合は本名で、法人口座の場合は法人名義となります。漢字の正式名称と、振込の際に使用するカタカナの2つの表記を伝えておきましょう。

 

なお、ゆうちょ銀行の場合、他の銀行とは異なり5桁の「記号」と8桁の「番号」で口座を表す仕組みとなっています。ゆうちょ銀行に他の銀行から振り込んでもらう場合は、記号番号ではなく、通帳に記載のある振込用の店名・預金種目・口座番号を伝えるように注意しましょう。

参照元:ゆうちょ銀行 振込用の店名・預金種目・口座番号の通帳への記載例

・口座名義の確認方法
銀行に届け出た自分の口座名義やカタカナの正しい表記が分からなくなったら、以下の方法で確認できます。

 

<通帳の場合>
通帳の表紙の裏を見てみましょう。カタカナでの口座名義・口座番号などが記載されています。

 

<ネット銀行の場合>
通帳がないネット銀行の場合、銀行口座のウェブサイトやアプリにログインをした後、「口座情報照会」といったメニューから口座名義や口座番号などが確認できます。

口座名義の変更方法

口座名義の変更方法

結婚や離婚などにより名前が変わったら、銀行で口座名義の変更をしなければなりません。口座名義を変更しないままだと、給料の振込や公共料金・クレジットカードの引き落としなどができなくなることがあるため、早めに手続きをしましょう。また、名前が変わると使用する印鑑も変わるため、届印の変更手続きも必要です。

 

<実店舗の場合>
実店舗がある銀行の場合、手続きに必要なものを持参の上、近くの銀行窓口で手続きをします。必要なものは金融機関によって異なりますが、主に以下のものです。

 

・名義変更する口座の通帳
・名義変更する口座のキャッシュカード・クレジットカードなど
・銀行届印
・新しく登録する印鑑
・新氏名が確認できる本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)

 

取引内容によっては、新旧どちらの氏名も確認できる書類が必要になる場合もあります。

 

・戸籍謄本
・戸籍記載事項証明書
・運転免許証(裏側に新氏名が記載)

 

必要な書類は金融機関によって異なるため、銀行のウェブサイトで確認して書類を準備するようにしましょう。ウェブサイトで手続きの予約ができる銀行もあり、手続きの待ち時間を短縮できます。

 

<ネット銀行>
ネット銀行の場合、実店舗がないため名義変更はウェブ上で行います。ウェブサイトから手続き後、郵送で本人確認書類を送付するのが一般的です。ネット銀行は銀行届印が不要のため、印鑑は必要ありません。ネット銀行の口座名義変更の手続きについては、各銀行のウェブサイトをご確認ください。

 

楽天銀行の場合、口座名義変更に必要な本人確認書類をアプリで送付でき、手続きが簡単です楽天銀行アプリを利用して送付することで、郵送よりも3~7日程度早く手続きが完了します。

口座名義を貸すことはできる?

口座名義を貸すことはできる?

「口座名義を貸してほしい」「銀行口座を作って売ってほしい」といった口座名義を貸す話を持ちかけられることがあるかもしれません。しかし、自分の名義の銀行口座を他人に使わせることは「名義貸し」といい、絶対にやってはいけないことです。銀行口座の名義貸しは振り込め詐欺や脱税、マネーロンダリングなどに使われることが多く、犯罪に巻き込まれる可能性があります。

 

他人に口座名義を貸す行為は詐欺罪に問われる可能性があり、口座名義を借りた側だけでなく、口座名義を貸した側も罪に問われます。「大事な友達に頼まれたから」「お金をくれるといわれたから」というような理由でも、絶対に口座名義は貸さないようにしましょう。

まとめ

今回は、いまさら聞けない口座名義の基礎知識について解説しました。口座名義の入力方法、口座名義の変更方法などは銀行によっても異なるのでそれぞれの銀行のサイトで確認するようにしてください。正しい取引を行い、安全に銀行口座を利用しましょう。

 

楽天銀行は、ネットですぐに開設できる銀行口座です。口座名義変更などの手続きもアプリで完結。近くのコンビニで24時間取引ができる便利な銀行です。ぜひチェックしてみてください。

このテーマに関する気になるポイント!

  • 口座名義とは?

    その銀行口座を保有している名義人として登録されている名前のことです。一般口座の場合は本名、法人口座の場合は会社名や団体名になります。

  • 口座名義入力で使用できる文字は?

    カタカナと英数字、一部の記号のみです。振込をするときは名義の正しい表記を確認しておきましょう。

  • 口座名義は貸してもいいの?

    自分の銀行口座を貸すことは「名義貸し」といい、罪に問われる可能性があります。絶対にやめましょう。

  • 口座名義は貸してもいいの?

    自分の銀行口座を貸すことは「名義貸し」といい、罪に問われる可能性があります。絶対にやめましょう。

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