楽天銀行 研究ガイド!メリット・課題点・ポイント還元について解説
スイス銀行とはどのような銀行か。富裕層の利用者が多いとされる理由とは
映画やドラマに出て来ることも多い「スイス銀行」は、一体どのような銀行なのでしょうか?スイス銀行の業務や、匿名性が高いと言われている理由、スイス銀行に口座を開く方法などをご紹介します!
スイス銀行とは
スイス銀行の定義はいろいろありますが、広義には、「スイスに本店がある銀行」全般を指すと言って良いでしょう。
ドラマなどの中で、まるで固有名詞のように「スイス銀行宛てに送金」などと使われることもありますが、実際には、「スイス銀行」という名前の銀行は存在していません。スイス銀行というのは、単純に「スイスにある銀行」という意味なのです。
ただし、これはスイス銀行を広く解釈した場合の意味です。実際にドラマや漫画などで使われているスイス銀行は、もう少し狭い意味の言葉だといえるでしょう。
そもそも、スイス銀行は、プライベートバンクとその他の商業銀行に分けることができます。
商業銀行というのは、日本にもある「みずほ銀行」や「楽天銀行」などのような、一般的な銀行業務を行っている金融機関のことです。このような銀行は、顧客からの手数料や預かり資産の運用などによって利益を得ることになります。
一方、プライベートバンクは、富裕層向けに特化したサービスを行っており、残高の一部を口座維持手数料として受け取ることで利益を上げます。規模の拡大を重視せず、安全でリスクのない運用が行われるケースが多いです。
なお、スイスにある銀行は、商業銀行であっても、通常、月に数百円程度の口座維持手数料がかかります。日本にはこのような制度はありませんが、海外ではそれほど珍しい制度ではありません。
各種メディアに登場するスイス銀行というのは、このふたつのうち「プライベートバンク」に該当するものが多いと考えられます。プライベートバンクは匿名性が非常に高く、顧客情報が厳密に秘匿されるため、違法な取引や脱税に使われてしまうこともあるのです。
ただし、スイスでは、商業銀行であっても、日本とは比べ物にならないほど高い匿名性が維持されています。これは、スイスのプライバシーに関する高い意識や、それを守るための法律によるものです。
なぜ富裕層はスイス銀行を利用するのか
富裕層の多くは、スイス銀行に口座を持っていると言われています。これはスイス銀行にそれだけのメリットがあるからです。富裕層がスイス銀行に資産を預けるメリットをご紹介しましょう。
・永世中立国であり、国としての安定性が高い
スイスは永世中立国で、どの国とも戦争をしないと宣言をしています。また、EUにも加盟しておらず、完全に独立した立場を貫いています。そのため、他国の情勢に左右される可能性が低く、国としてのリスクが低いと言えるでしょう。また、通貨価値の安定性も高くなっています。
・資産の保全性が高い
上記のように、スイスは国として安定していますし、プライベートバンクは銀行として投資や融資を行うこともありません。そのため、銀行の破綻や資産の目減りと言ったリスクが少ないというメリットがあります。
・匿名性が高い
スイス銀行の匿名性は非常に高く、プライベートバンクでは、口座名義が番号になっていて、個人の名前が出ないような仕組みがありました(脱税などに利用されるケースがあったことから、現在ではこのような番号のみの口座開設をすることはなくなったと言われています)。
このような匿名性の高さから、保有資産を外部に漏らされたくない富裕層がスイス銀行を利用するケースがあるのです。
・高いサービスを受けられる
スイス銀行では、資産をどのように運用していきたいかという希望に応じたきめ細やかな運用が行われます。事業承継や相続、不動産売買や不動産活用といった幅広い金融資産に関するサポートも提供されるため、2代、3代と長年に渡って付き合いを続ける富裕層も少なくありません。
このように、スイス銀行には富裕層の資産運用や資産管理に適した特徴が多数存在しています。反面、一定以上の資産を保有している人以外にとってはそれほど大きなメリットはないでしょう。
そもそも、富裕層以外の人にとっては、プライベートバンクに口座を開設すること自体が困難です。スイス銀行で口座を作るためには、一定以上の資産を預ける必要があり、バンカーと呼ばれる投資銀行家と面談し、審査に通過しなければいけません。
日本にいてもスイス銀行に口座を開設できる?
スイス銀行への口座開設申し込みは、インターネットを介して行うこともできます。ただし、バンカーとの面談のために直接支店に行かなければいけない場合が多く、スイスと頻繁に行き来している人や、口座開設のために海を渡れる人以外には、あまり現実的でないでしょう。
日本に居ながらにしてスイス銀行に口座を開設したいという人は、日本支店のあるスイス銀行での口座開設を検討してみるのがおすすめです。
スイスのUBS銀行とクレディ・スイス銀行は商業銀行ですが、東京に支店を開き、富裕層向けのプライベートバンクサービスなどを提供しています。ただし、どちらも口座開設には審査が必要で、クレディ・スイス銀行の場合、5億円以上の資産預け入れが口座開設の目安となっています。
5億円というのは、多くの人にとって、一生かけても稼げないような大金です。そのため、スイス銀行に口座を開設するというのは非常にハードルの高いことだといえるでしょう。
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