楽天銀行口座の開設方法や手数料をわかりやすく解説。利用するほどお得になる理由とは?
学生がアルバイト代の振込先として必要な銀行口座開設には何が必要?選び方や注意点、おすすめを解説

学生がアルバイトで給与を受け取るには、自分名義の銀行口座が必要です。初めて銀行口座を開設する場合、どの銀行にするか迷うかもしれません。いわゆるメガバンク・自宅の近所の銀行やネット銀行など、選択肢は多くあります。また、口座開設の手続きを手間だと感じる人もいるでしょう。
ここでは、学生がアルバイトの給与振込口座を開設するに当たり、選び方や注意点・口座開設の流れを紹介します。自分の希望に合った銀行口座を選び、スムーズに開設するための参考にしてください。
アルバイトに銀行口座が必要な理由

アルバイトの給与は現金で手渡しをする職場もありますが、多くの場合は銀行振込です。
雇用している会社は、労働した人に直接給与を支払わねばなりません。これは、下記に引用する労働基準法第24条によって定められています。このため、学生であってもアルバイトで働いて給与を受け取るには、本人名義の銀行口座が必要です。保護者名義の銀行口座は認められません。
(賃金の支払)
第二十四条 賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。労働基準法 | e-Gov 法令検索
学生がアルバイト用の銀行口座を選ぶときのポイント

学生がアルバイト用の銀行口座を選ぶときのポイントは、主に以下の6つです。
- ATMの数や場所
- 各種手数料
- アプリでの管理が可能かどうか
- 預金以外のサービス内容
- 口座開設までの時間と手間
- 金利
アルバイトのために銀行口座を開設したい学生の人は、参考にしてみてください。
ATMの数や場所
受け取った給料を銀行口座に入出金しやすいように、ATMが自分の生活圏内にどの程度の数があるかを確認しておきましょう。
近年、キャッシュレス決済が普及したとはいえ、現金を預金口座に入出金する機会は多いでしょう。地方出身で首都圏の大学に通う人は、地元に帰省した際に困らないよう、全国に支店やコンビニなどと提携ATMがある銀行がおすすめです。

例えば楽天銀行では、セブン銀行・イオン銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行などさまざまな銀行と提携し、銀行店舗・コンビニ・駅前などさまざまな場所に設置されているATMから入出金ができます。
普段よく利用するコンビニのATMと提携していれば、買い物のついでにも利用できて便利です。
各種手数料
ATMで入出金する際には、手数料がかかります。手数料の条件は銀行によりさまざまなため、事前に確認をするようにしましょう。

例えば楽天銀行の場合、手数料は以下のとおりです。
ATM提携企業 | 入金時ATM手数料 | 出金時ATM手数料 | |
3万円以上 | 3万円未満 | すべて | |
セブン銀行・イオン銀行・PatSat | 0円 | 220円 ※1 ただし無料になる条件あり |
220円 ※1 ただし無料になる条件あり |
イーネット・ローソン銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行 ・ビューアルッテ(※2) | 275円 ※1 ただし無料になる条件あり |
275円 ※1 ただし無料になる条件あり |
※1 ハッピープログラムの会員ステージに応じて1カ月当たり最大7回無料。(会員ステージがスーパーVIPの場合)また口座開設から2カ月目までは1カ月当たり3回無料。
※2 VIEW ALTTE(ビューアルッテ)ATMでは、ご入金をお取り扱いできません。
銀行により18時以降の時間外のみ手数料がかかる銀行、コンビニなどの提携ATMのみ時間内も手数料がかかる銀行など、金額だけでなく手数料がかかる条件もさまざまです。
ATM手数料は、1回は小さな金額でも積み重なると大きいため、確認しておきましょう。
アプリでの管理が可能かどうか
銀行によっては、スマートフォンの専用アプリで残高や入出金を確認できます。インターネットバンキングを契約すれば振り込みも可能です。アプリがあれば、場所や時間を問わずに手軽に預金の管理ができるでしょう。
特に初めてアルバイトをする人は、無駄な支出を抑えるためにも、日頃から入出金を確認して預金管理が手軽にできる銀行がおすすめです。
預金以外のサービス内容
銀行によって、預金以外にも以下のようなサービスを提供しているものもあります。
- ポイントが貯まる
- ATM手数料や振込手数料が無料になる
- デビットカードが利用できる
- QRコード決済サービスと連携できる
- 住宅ローンが組める
- カードローンが利用できる
- 投資商品が豊富である
学生の人は、特にATM手数料や振込手数料が無料になるのは魅力でしょう。ネット銀行などでは「ATM手数料は月に○回まで無料」と規定されており、無料になる条件もさまざまです。条件の例として、預金残高や取引回数、給与振込口座に指定する、といったものがあります。

例えば楽天銀行では、前述のようにATM手数料がハッピープログラムの会員ステージに応じて1カ月当たり最大7回まで無料です(会員ステージがスーパーVIPの場合)。会員ステージは「毎月25日終了時点のお預かり資産残高」、または「前月26日~毎月25日の対象商品・サービスのお取引件数」で決定します。
また、会員ステージに応じて、ATM取引や振り込みなど利用する毎に、楽天ポイントが貯まります。なお、ハッピープログラムの利用にはエントリーが必要です。
さらに、アルバイトの給与を毎月楽天銀行口座で受け取りすれば、他行あての振込手数料が毎月3回も無料になるのも、嬉しいポイントです。
銀行ごとにさまざまなサービスを提供しているため、確認してみましょう。
また、住宅ローンやカードローン、投資などのサービスは、今すぐに利用しない人も将来に備えておくと安心です。
口座開設までの時間と手間
アルバイトが決まると、一刻も早くスムーズな口座開設が必要になるケースもあるでしょう。口座開設手続きにかかる時間や手間も、銀行を選択するときのポイントです。
銀行口座を開設するには、一般的に以下の方法があります。
- 店舗へ行く
- インターネットやアプリで申し込む
インターネットやアプリで申し込む場合、本人確認書類は主に以下の方法で提出します。
- スマートフォンなどで写真を撮ってアップロードする
- 郵送する
どの方法が自分に合っているか検討して選びましょう。
ただし、口座開設までの日数は、手続き方法により異なります。
店舗で申し込むと最短即日で口座開設できる銀行が多くあり、早く口座開設したい人にも安心です。一方、インターネットでの申し込みは、郵送が必要な場合は時間がかかりますが、書類をアップロードする方法なら比較的早く開設できるでしょう。

金利
2024年3月に日本銀行が金利を引き上げた影響で、長く低金利が続いていた普通預金の金利も引き上げられてきました。どの銀行も横並びの傾向にあった金利水準も、差が生じ始めています。

条件により金利が優遇される銀行もあります。例えば楽天銀行の普通預金利息は年0.20%(税引後 年0.159% ※2025年3月1日時点)ですが、楽天カードのカード利用金額の引き落としがあれば年0.22%(税引後 年0.175% ※2025年3月1日時点)、楽天証券口座とひも付けるマネーブリッジを利用すれば300万円までは年0.28%(税引後 年0.223% ※2025年3月1日時点)、300万円を超えた部分は年0.22%(税引後 年0.175% ※2025年3月1日時点)となります。
※普通預金金利の商品詳細説明書はこちら
※普通預金金利は今後変更する可能性があります。
※お預入れ後の金利は、金融情勢等により予告なく変更する場合があります。
※下記利息例は、500万円を1カ月間(※1カ月=30日間で計算した場合)普通預金に預け入れた場合、得られる利息(税引後)です。
719円=500万円 x 0.175% x 30日/365日
※本金利は楽天カードのカード利用金額の引落(入出金明細には ラクテンカードサービス と表示されます)があるお客さまに、引き落としがあった日が属する月の翌月1カ月間適用される優遇金利です。
例)4月に引き落とし実績あり→5/1から優遇金利が適用開始
6月に引き落とし実績なし→7/1より通常金利が適用
※27日(土・日・祝日の場合は翌営業日)より後に引き落とされた場合、優遇金利の適用対象にはなりません。
※複数の金利優遇の条件を達成した場合でも、適用される金利は最も高い優遇金利のみとなります。
(例:マネーブリッジの設定もされた場合でも、本金利よりマネーブリッジによる優遇金利が高いときには、マネーブリッジによる優遇金利のみが適用されます)。
※OKB支店・NCB支店・JRE BANK口座の各支店は優遇金利対象外となります。
※マネーブリッジにご登録いただいた場合に年0.28%(税引前)の優遇金利が適用される残高には上限があります。
普通預金残高300万円以下:年0.28%(税引後 年0.223%)
普通預金残高300万円を超えた分:年0.22%(税引後 年0.175%)
※第一生命支店・OKB支店・NCB支店・JRE BANK口座の各支店は優遇金利対象外となります。
※下記利息例は、500万円を1カ月間(※1カ月=30日間で計算した場合)普通預金に預け入れた場合、得られる利息(税引後)です。
836円=300万円×0.223%×30日/365日+200万×0.175%×30日/365日
※本金利は前月末終了時点でマネーブリッジの設定が完了されているお客さまに、当月1カ月間適用する優遇金利です。
例)1/10に設定→2/1から優遇金利が適用開始
2/15に設定解除→3/1より通常金利が適用
預金残高が少ないうちは、金利水準は気にならないかもしれません。しかし、今後資産が増えたり、普通預金金利が上昇したりする可能性を考えると、金利も比較すべきポイントになります。
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銀行口座開設の注意点

アルバイトのために銀行口座を開設する際の注意点を3点解説します。
特定の銀行を推奨される可能性もある
労働基準法施行規則によれば、給与の振込口座は労働者が指定でき、アルバイト先が強制することはできません。
しかし、アルバイト先が給与振込の事務的手続きを簡素化したい、手数料を安くしたいなどの理由で、振込口座を指定する場合があるでしょう。希望の銀行ではなくても、揉めたくないために従うケースが多いかもしれません。労働者側が振込口座を自由に指定したい場合は、職場側への交渉が必要になるケースもあるでしょう。
原則1銀行1口座
原則として1人の人間が口座を開設できるのは、1銀行1口座までです。不正使用による犯罪を防ぐために、口座数をいたずらに増やすことは制限されています。
開設後はアルバイト先に口座情報を正確に伝える
銀行口座を開設したら、アルバイト先に以下の口座情報を正確に伝えましょう。間違った情報を伝えると給与の振り込みができません。
- 金融機関名
- 支店名(支店番号)
- 預金種目(普通預金である旨)
- 口座番号
- 口座名義
アルバイト先から、情報が記載されている通帳やキャッシュカードのコピーを求められる場合もあります。依頼があれば準備しましょう。
銀行口座を開設する流れ

銀行口座を開設する流れは、一般的に以下のとおりです。
口座開設する銀行を決める
まずは口座を開設する銀行を決めます。ATMの数・場所、アプリや手数料などを考慮して銀行口座を選びます。
どこの銀行で口座開設するかこだわりがなければ、アルバイト先で推奨された銀行で口座を開設しても良いでしょう。
銀行のサイトなどで口座開設方法を確認する
前述のように店舗で開設する、インターネットから申し込むなどの方法があります。
開設のために必要な本人確認書類を確認し、用意する
本人確認書類は、開設したい銀行のサイトで確認してください。一般的に必要とされるのは、マイナンバーカードや運転免許証・健康保険証・住民票の写し(原本)などです。顔写真のない書類は、2種類を選択しなければならない場合が多いでしょう。取得の手間を考えて、早めに準備しましょう。
実際に手続きを行う
実際の手続きは以下のとおりです。
店舗で開設する場合
銀行へ行き、店舗に置いてある口座開設申込書に必要事項を記入して、本人確認書類とともに提出します。印鑑を忘れずに持参しましょう。不明点は店舗職員に直接質問でき、安心です。
インターネットやアプリで申し込む場合
口座開設申込書に入力したうえで、必要書類の写真をスマートフォンなどで撮り、アップロードします。
何らかの事情でアップロードができない場合は、郵送で提出する、宅配業者による受取人確認サポートを利用する、などの方法で提出します。開設する銀行のサイトを確認してください。
比較ポイントを確認し自分に合う銀行を選ぼう

学生がアルバイトをするには、給与を受け取る銀行口座の準備が必要です。銀行口座は本人名義でなくてはならず、本人名義の口座を持っていない場合は早急に口座を開設しなければなりません。
ATMの数や場所、ATM手数料、開設方法の容易さ、開設までの時間など、比較ポイントを確認したうえで自分の希望に合う銀行を選びましょう。

楽天銀行は全国各地に約10万台の提携ATMがあり、24時間365日利用可能です(例外ATMもあり)。ハッピープログラムの条件を満たすとATM手数料が1カ月当たり最大7回まで無料(会員ステージがスーパーVIPの場合)、また、給与受取口座に指定すると他行振込手数料が翌月3回無料になります。
口座開設はインターネットから申し込み、本人確認書類をアップロードすれば最短翌営業日から利用可能です。
残高や取引に応じて楽天ポイントが貯まり、楽天カードの引落口座に指定すれば、普通預金の金利も優遇されます。楽天ユーザーには便利に利用できるため、検討してみてください。
※この記事は2025年1月時点の情報をもとに作成しております。
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アルバイトの給料は親の口座に振り込んでもらうことはできる?
給料の振込口座は、本人名義でなければなりません。保護者であっても認められないため、アルバイトをする人で銀行口座がない人は開設してください。
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口座開設のために銀行の店舗に行く時間がないけれど、別の口座開設方法はある?
多くの銀行で、インターネットで申し込むことが可能です。本人確認書類をアップロードする方法を取れば、自宅で口座開設手続きが完結できます。
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銀行を選ぶポイントは、何を重視すればいい?
重視するポイントは人により異なります。入出金の回数が多い人は、ATM手数料やATMの場所を確認しましょう。
普段利用しているサービスに関連した銀行を選ぶのも1つの手です。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
銀行を選ぶポイントはいろいろあるのね。